女優・堀田真由の笑顔は人をひきつける! しかし…「べしゃり暮らし」ではいじられキャラ!?

女優・堀田真由の笑顔は人をひきつける! しかし…「べしゃり暮らし」ではいじられキャラ!?

「よろしくお願いします」。たったその一言で、周りの視線一身に集め、みんなを笑顔にする女優・堀田真由さんが「べしゃり暮らし」(テレビ朝日系)に出演中! 間宮祥太朗さん演じる上妻圭右の幼なじみ・土屋奈々役の彼女は何を語るのでしょうか。後半には、彼女を“笑顔にするもの”も登場! 筆者も一瞬で引き込まれたすてきな笑顔があふれるインタビューをぜひ最後までお楽しみください。

──ご出演が決まった時の気持ちをお聞かせください。

「女の子がほとんど出てこない作品の中で、私が主人公を支える奈々ちゃんという大切な役を演じても大丈夫だろうか…という不安な気持ちと、幼なじみというものに憧れがあったので、『楽しみだな』という両方の気持ちがありました」

──奈々役が決まって実際に台本を読まれた時、どういうふうに演じていこうと思いましたか?

「『奈々役に決まりました』と聞いてから、台本よりも先に漫画を読みました。奈々ちゃんは漫画だと主人公の圭右をけなげに支え続けるような…あまり自分の思いとかも口にせず、いつもそばにいる子だなというような印象でした。でも、台本上だと割と思ったことをズバッと言ったりと、幼なじみとしての距離感の方が大切なのかなと。そういう空気感は作っていこうと考えてもできないものだと思ったので、現場で幼なじみ役の間宮祥太朗さんとのコミュニケーションを大事にしました。役作りに関しては『こうしていこう!』というのはあまり意識しなかったです」

──間宮さんと共演されると聞いた時の気持ちや、実際に初めてお会いした時の印象はいかがでしたか?

「元々、違う作品でちらっとお会いしたことがあったんです。いろいろな作品で演じられているキャラクターが毎回違うので、本当に魅力的な方です! だから、間宮さんが芸人さんの役をやられるというのは楽しみでした」

──「べしゃり暮らし」の現場で初めてお会いした時はどうでしょうか。

「(マネジャーさんに向かって)最初は学校のシーンだっけ…? あ! 放送室のシーン! そこでお会いしたんですけれど、『声が大きい!』というのが最初の印象だったかもしれません(笑)」

──私も撮影現場に一度入らせてもらったのですが、同じ印象を抱きました!

「そうですよね(笑)。『パワーがすごい!』と思ったと同時に、『うらやましいな』とも思いました。私は声量がそんなにないので…。撮影初日は、お互い人見知りなのか全然お話できなかったんです。でも、幼なじみ役なので『しゃべらないとだめだな』という思いがあり、徐々に距離感を詰めていった感じがします」

──撮影前と後では、間宮さんの印象が変わったりしましたか?

「声が大きいのは変わってないですけれど、でも役に対する姿勢だとか、圭右をすごく大切にされているなというのは現場で感じています。いつも気さくに声を掛けてくださったりとか、いろいろとふざけたことを言ってきてくださったりするんです。それが『もう幼なじみの距離感になれたな!』というふうに感じる瞬間でした。いつも間宮さんが私にふざけたことを振ってきて、辻本潤役の渡辺(大知)さんが『そんなことないよ!』って言ってサポートしてくれるのですが、お二人は『いいコンビだな~』という印象がありますね」

──間宮さんがどんなことを堀田さんに言ってくるのか聞いてもいいですか…?

「いつも、けなされるんですよ(笑)。愛があるけなしなんですけどね。ある日、セリフがぎりぎりで追加された撮影があったんです。『〇〇さんの後に私がこのセリフを言うんだな』と頭に入れていたんですけれど、段取りの時にそうではない流れになっちゃったんです。私がセリフを言った後に、渡辺さんがセリフを言うという流れだったのが、その場の雰囲気もあって渡辺さんが先にセリフを発したので私が言うタイミングを見失ってしまって…。自分でも『こんなにへたくそか!』と思っちゃうくらい棒読みでセリフを言ってしまいました。そこからは、それがいじりポイントになりますよね(笑)。その後、本番直前に間宮さんが『大丈夫か。あのセリフ言える? 言えるか?』とか、ちょっかい出していじってくれたりしました」

──間宮さんの愛のある表情が目に浮かびますね。圭右の相方役・渡辺さんの印象はいかがでしょうか?

「もともと音楽をされている方なので、お会いする前は『ロックな感じの方なのかな』と思っていました。渡辺さんが出演されている映画とかも見ていたのですが、実際にお会いしたら思い描いていた印象とはガラッと違う方でした。優しいお兄さんで、みんなを優しく受け止めてくれて、そして周りをよく見ている方ですね」

──堀田さんの人柄もあるからこそ、間宮さんたちはたくさん声を掛けるのではと思いました!

「いい意味で女性扱いをせずにいてくれるところがとても居心地がいいですね。男の子の中で育ってきた女の子って、ちょっと気の強さとかも違うと思うんです。そういう部分とか、仲の良さとかはしっかり画面に出ているんじゃないかなと思っています」

──今作は劇団ひとりさんが演出をされていますが、アドバイスとかありましたか?

「ひとりさんからの『こうしてほしい』とかはなかったです。ただ、私は緊張が高ぶったりすると、まばたきが多くなる癖があるんです。それで何度か『もう1回やってみよう』と声をかけてくださいました。その時に『奈々を奇麗に撮ってあげよう』とひとりさんが思ってくださっているのだなと思いましたね。直接アドバイスを受けているわけではないですけれど、そういう言葉からひとりさんの愛は伝わっているので、そこに私も寄り添って頑張っていけたらなと思っています」

──4月下旬に現場取材に入らせていただいて、堀田さんを初めて見た時にクールな方だなと印象を抱いたのですが、その後に堀田さんのSNSなどを見させていただいて、笑顔がとってもかわいらしい方だなと印象がガラッと変わりました! 堀田さんを笑顔にするものは何がありますか?

「クールだと思われていたんですか! 意外です(笑)。私を笑顔にするものは…(満面の笑みで)焼き肉ですかね!」

──焼き肉ですか!

「共演したのをきっかけに仲良くさせてもらっていて、(撮影の合間に)よく一緒に食べ物の話をしていました。焼き肉には一人でも行くし、友達とも行きます。都内の焼き肉屋さんは案内できるくらい知っているかもしれないです(笑)」

──「べしゃり暮らし」の撮影が終わって自分に最大のご褒美をあげようと思ったら、やはりお肉になりますか?

「お肉もいいんですけれど、国内外問わず、自分の視野を広げるためにも旅行に行ってみたいです。国内でも『こんなにいい場所があるんだな』とか、日本人なのに知らないことがあったりするので。そして、その土地でおいしいご飯を食べたりとかしてゆっくりしたいです!」

──では、最後に今夜の放送を楽しみにしている皆さんに何か一言お願いします!

「何か一言!(笑)。また、焼き肉の話しちゃいますよ」

──まだまだ焼き肉のお話も聞きたいですが、『べしゃり暮らし』を楽しみにしている方にお願いします!(笑)

「思わずツッコんじゃいました(笑)。皆さんに『笑っている姿がいいね』と言われることがあって、それがとてもうれしいんです。笑っている人のそばに人は集まってくると私は思っているので、そういう存在になれればなと思っています。私たちも『べしゃり暮らし』の作品の中のリアクションとかを、お芝居で笑っているというよりかは、自然に目も細くなっちゃって、歯もガーっと出て笑っちゃうくらい全力で笑っているんです。そういう笑いのパワーを感じてもらいたいなと思います。圭右も辻本も一つの夢に向かって頑張っているので、幅広い世代の夢を追い続けている人に、彼らを見て共に『夢を追いかけよう!』と思ってもらえるような作品になっているのではないかなと思っています。1週間の始まりの前に見てパワーを届けられたらなと“土屋奈々”は思っています!」

──堀田さん、ありがとうございました!

筆者のダメなところをサッと拾って面白くしてくださった堀田さんの優しさに涙が出そうでした。「さすが、圭右の幼なじみ!」と取材後に思ってしまうほど…。「べしゃり暮らし」は本日8月10日、第3話放送です! 堀田さんの活躍にもぜひご注目ください。

【プロフィール】


堀田真由(ほった まゆ)
1998年4月2日生まれ。滋賀県出身。2015年ドラマW「テミスの求刑」(WOWOW)でデビュー。これまで、17年度後期のNHK連続テレビ小説「わろてんか」、「チア☆ダン」(TBS系)、「3年A組―今から皆さんは、人質ですー」(日本テレビ系)、映画「虹色デイズ」、「36.8℃ サンジュウロクドハチブ」などに出演。19年には先日発表になった「ブラック校則」のほか、「プリズン13」「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」「超・少年探偵団NEO-Beginning―」「108~海馬五郎の復讐と冒険~」「殺さない彼と死なない彼女」の公開が待っている。

【番組情報】


「べしゃり暮らし」
テレビ朝日系
土曜 午後11:15~深夜0:05(8月10日放送・第3話は、午後11:45~深夜0:35)

テレビ朝日担当 Y・O
撮影/中越春樹

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