台風9号 沖縄で6人重軽傷 強風続き激しい雨も

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 大型で猛烈な台風9号は8日深夜から9日未明にかけて先島諸島を通過した。午前3時には「大型で非常に強い台風」に勢力を弱めて東シナ海を北寄りに進んだ。県などによると、9日に南風原町などで女性2人が負傷。台風による8~9日の重軽傷者は40~80代の男女6人となった。沖縄電力によると、延べ1万6700戸が停電した先島諸島では9日午後11時現在、宮古島市で3880戸が停電している。

 沖縄気象台によると、沖縄本島地方は10日明け方、先島諸島は同日夜遅くには強風域を抜ける見込み。ただ風速15メートル以上の強風が続くほか、温かく湿った空気の影響で雷を伴った激しい雨が降る恐れがある。

 宮古島市では9日午前1時27分に最大瞬間風速46.6メートルを記録した。宮古空港では9日午前0時5分に同43.7メートル、下地島空港では8日午後11時38分に同43.2メートルで、いずれも8月の観測史上最高を更新した。

 空や海の便は9日も乱れた。那覇空港事務所によると県内の空港を発着する176便が欠航、海の便は本島と離島を結ぶ全便が運航を取りやめた。10日は天候を見て判断するという。

 大型で非常に強い台風9号は9日午後6時現在、東シナ海を時速15キロで北西に進んでいる。中心気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートル。中心から半径190キロ以内は風速25メートル以上の暴風域。