【MLB】ダルビッシュ、6回4失点9Kで5勝目ならず 3戦連続無四球、3被弾以外ほぼ完璧も…

レッズ戦に先発したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

ストライク率は76%、初回は10球で3者連続三振の圧巻スタートも…

■レッズ – カブス(日本時間10日・シンシナティ)

 カブスのダルビッシュ有投手は9日(日本時間10日)、5勝目を目指して敵地レッズ戦に先発。初回は10球で3者三振に仕留める圧巻のスタートを切ったが、その後3被弾。6回4安打4失点9奪三振無四球で降板。リードを許したままマウンドを降り、今季5勝目はならなかった。

 カブスは初回、カステヤーノスがレッズ先発バウアーから先制ソロ。すると、ダルビッシュはその裏に先頭ウィンカーを速球で空振り三振に仕留めた。巧打者ボットは2ストライクから90マイル(約145キロ)のスプリットで空振り三振。スアレスも2球で追い込み、90マイル(約145キロ)のカットボールで空振り三振とわずか10球で3者三振に仕留めた。

 しかし、2回は先頭バンメーターに右翼への二塁打を許すと、アキーノには甘く入ったカットボールを右翼席に運ばれ、4号2ランを被弾。後続は断ったものの、逆転を許した。

 3回は再び3者凡退。カブス打線もバウアーから2点目を奪えずにいると、4回に先頭スアレスの初球のスライダーをレフトスタンドに運ばれ、追加点を献上したダルビッシュ。後続は3人で片付け、5回も3者凡退に抑えた。

 6回もウィンカーを遊ゴロに仕留めたが、ボットにセンターへの12号ソロを被弾。続くスアレスは空振り三振、バンメーターは中飛も、痛い失点となった。直後の攻撃で代打を送られ、ダルビッシュは降板。78球を投げてストライク59球。ストライク率は約76%と制球は安定し、3試合連続無四球。被弾以外はほぼ完璧な投球だったが、3被弾に泣いて防御率は4.43となった。(Full-Count編集部)

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