「強豪相手によく戦った」沖尚健闘、拍手でたたえ 逆転、延長…アルプス沸く

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得点が入り、歓喜するアルプススタンドの沖尚応援団=9日、甲子園球場

 【甲子園取材班】「強豪相手によく戦った。素晴らしい試合を見せてくれてありがとう」。夏の甲子園は9日、県代表の沖縄尚学がセンバツ準優勝の習志野(千葉県)に延長戦の末、4-5で惜敗した。三塁側のアルプススタンドを埋めた沖尚の応援団は健闘をたたえた。

 試合は一進一退のシーソーゲーム。息詰まる展開に声援にも力が入った。四回裏に2点差を逆転すると、盛り上がりは最高潮に。

 うるま市の津堅島から駆け付けた棚原正茂さん(36)は「流れを引き寄せているので勝つよ」と声を弾ませた。九回に追い付かれ、延長戦で無念の逆転負け。それでもスタンドからは選手らの奮闘に拍手が送られた。1番打者の神里航平さんの父明さん(51)は「大舞台でいい試合ができた。強豪の習志野相手に諦めなかった。よく頑張ったとねぎらいたい」と話した。

 今年は暑さ対策で、霧状の水を噴射する器具が大会側から学校側に手渡された。15リットル入りのタンクを背負い、観客席に水をまいて歩いた沖尚教員の小禄元気さん(42)は「沖縄より暑い。(噴射に)生徒たちは喜んでいた」と汗を拭った。