諫早の被爆者・田代さん 「核弾頭減 ともに祈ろう」

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原爆投下直後の長崎の惨状を淡々と語る田代さん=諫早市、健康福祉センター

 世代を超えて平和を考える「平和のつどい」が9日夜、諫早市宇都町の健康福祉センターで開かれた。長崎で被爆した田代一弘さん(88)=諫早市多良見町=の講話や小中高校生らの平和学習発表があった。
 市と市人権教育研究会が2011年度から毎年開き9回目。
 田代さんは旧制県立長崎中学3年だった14歳の時、爆心地から約2.4キロの上町の路上で被爆。鳴滝町(当時)の学校から飽の浦町の三菱長崎造船所へ向かう途中だった。
 「学校を出た直後、早弁をしなかったら、もっと爆心地に近い場所で爆風をまともに受けていたかもしれない」と話し、「今、世界に1万3千発余りの核弾頭がある。地球から核弾頭を減らすことをともに祈ってほしい」と語った。
 この後、鎮西学院高や県立諫早東特別支援学校などの生徒が自主的に取り組んでいる平和学習の成果を報告した。