原爆取材 恐ろしさ知る 親子記者9組が報告会

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取材した感想などを語る吉田さん親子=長崎原爆資料館

 被爆地長崎に全国から集まった親子記者が長崎原爆について取材した新聞の製作報告会が11日、長崎市平野町の長崎原爆資料館であり、参加した親子らが平和への思いを語った。
 日本非核宣言自治体協議会(会長・田上富久長崎市長)の事業で12回目。今年は北海道や秋田、大阪などから9組の親子が参加した。8月8~10日に長崎市内の12カ所を取材し、新聞「ナガサキ・ピース・タイムズ」(A3判、8ページ)にまとめた。
 報告会では1組ごとに、取材を通して感じたことやこれから取り組みたいことを発表した。群馬県高崎市から参加した吉田琴音さん(10)、友美子さん(36)親子は、戦争を風化させないためには戦争の恐ろしさを知る必要があると、取材に取り組む中で、目を背けたくなるような悲惨な場面もあったという。琴音さんは「原爆はすべてを奪う怖いものだと思った。二度と戦争しないように、戦争や核兵器の恐ろしさ、被害を伝えていきたい」と話した。
 田上市長は講評で「自分のまちに帰って、学んだことを友達に伝えてほしい」と話した。
 被爆医師・故永井隆博士の「長崎の鐘」出版70周年を記念し、平和へのメッセージをフリーアナウンサーの前田真里さんが朗読。70年前に福島市出身の古関裕而さんが作曲した「長崎の鐘」の独唱もあった。