12日の2回戦で対戦する高岡商と神村学園。高岡商は延長戦を粘り勝ち、神村学園は序盤にリードを奪ってそれぞれ初戦を突破した。両校の戦力を分析する。
■投 高岡商のエース荒井は右横手投げで低めのコースを丁寧に突く。1回戦では堀と松代も粘りの投球を見せた。
神村学園は2年生右腕の田中瞬が中心。直球に切れがあるほか変化球も多彩で、制球力に優れる。
■打 高岡商は上位打線が鍵を握る。1番森田は1回戦で本塁打を放つなど4打点。好打者ぶりを見せつけた。井林、石黒優、堀らが本来の力を発揮すれば、さらに爆発力が増すだろう。
神村学園は1回戦で桑原や田中大ら2年生が攻撃の軸となった。鹿児島大会でチーム最多の9安打を放った森口ら3年生にも注意が必要だ。
■守 両チームともに1回戦は無失策、併殺2をマークしており、守備が安定している。高岡商は好返球で走者を本塁でアウトにする場面が目立った。
堅守が持ち味の神村学園は初回に捕手の松尾将の好判断で併殺を奪っている。レベルの高い守備を継続できるかどうかも鍵となりそうだ。