大数珠の寄贈先求む 坂東倉持さん「伝統行事知って」

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倉持潔さんが自宅で保管している大数珠=坂東市神田山

坂東市神田山の倉持潔さん(83)は、無病息災などを祈願する「大数珠回し」で使用していた数珠の寄贈先を探している。数珠は1835(天保6)年に作られたもの。倉持さんは「歴史的にも価値があるもので、博物館や資料館に寄贈したい」と話している。

数珠は、重さ約2キロ、直径6メートルほど。潔さんによると、倉持家の分家に当たる倉持幸右衛門さんが「先祖を供養してほしい」と、184年前に本家に持参したものだという。

普段は仏壇の下に大切に保管され、旧暦の6月1日に地域住民が地区の集会所「上神会館」に集まり、先祖供養や無病息災などを願いながら数珠を回した。同地区の伝統行事として代々受け継がれてきたが、2008年ごろには大数珠回しができる人が5人程度になってしまった。現在、解散・休止状態となっている。

倉持さんは「昔、数珠回しというものがあったことを後世の人たちに知ってもらうためにも、博物館に数珠を展示してもらいたい」としている。問い合わせは倉持さん(電)0297(35)7074