地元の星・アルナ、大歓声受けシングルス優勝<卓球・ナイジェリアオープン>

写真:見事優勝を果たしたクアドリ・アルナ(ナイジェリア)/提供:ittfworld

<ITTFチャレンジプラス・ナイジェリアオープン 2019年8月7日~8月11日>

7日から11日に渡って開催されたITTFチャレンジプラス・ナイジェリアオープン。大会には多くの地元ナイジェリア選手や、ヨーロッパ各国の選手が参加した。中でも注目が集まっていたのは、地元ナイジェリアの星、クアドリ・アルナ(8月世界ランキング22位)だ。

アルナは、リオ五輪でティモ・ボル(同8位・ドイツ)を破るなどしベスト8入り。独特なフォームから放つ威力あるフォアドライブや、身体能力を活かしたフットワークを持ち味としている。

アルナは準々決勝でティアゴ・モンテイロ(同72位・ブラジル)をストレートで下すと、勢いそのままに決勝へ進出。決勝は世界の舞台でも活躍するロベルト・ガルドシュ(同55位・オーストリア)と激突した。

試合はアルナがゲームカウント3-2とリードすると、スコアも10-1とリードしマッチポイントを握る。最後もロビングで粘るアルナのプレーに、観客から1球ごとに歓声が沸き起こった。

アルナが優勝を決めた瞬間、会場は超満員の観客による大歓声に包まれ、アルナは地元の観客と喜びを分かち合った。

またナイジェリア選手はダブルス種目を合わせ、計4個のメダルを獲得。ナイジェリア卓球は今、大きな盛り上がりを見せている。

写真:クアドリ・アルナ/提供:ittfworld

男子シングルス最終結果

1位:クアドリ・アルナ(ナイジェリア)
2位:ロベルト・ガルドシュ(オーストリア)
3位:GHOSH Soumyajit(インド)、セドリック・ヌイティンク(ベルギー)

女子シングルス最終結果

1位:ミハイロワ・ポリーナ(ロシア)
2位:ヤナ・ノスコワ(ロシア)
3位:VIVARELLI Debora(イタリア)、AKULA Sreeja(インド)

男子ダブルス最終結果

1位:セドリック・ヌイティンク(ベルギー)/クエンティン・ロビノ(フランス)
2位:OMOTAYO Olajide/セグン・トリオラ(ナイジェリア)
3位:GLOD Eric(ルクセンブルク)/LAKATOS Tamas(ハンガリー)、BU SHULAYBI Abdulaziz/ALKHADRAWI Ali(サウジアラビア)

女子ダブルス最終結果

1位:ミハイロワ・ポリーナ/ヤナ・ノスコワ(ロシア)
2位:MALOBABIC Ivana/JAZBEC Ida(クロアチア)
3位:AKPAN Cecilia/EDEM Offiong(ナイジェリア)、DRAGOMAN Andreea(ルーマニア)/LUNG Lisa(ベルギー)

混合ダブルス最終結果

1位:キリアン・オート/ワン・ユアン(ドイツ)
2位:GLOD Eric/デヌッテ・サラウ(ルクセンブルク)
3位:OMOTAYO Olajide/AKPAN Cecilia (ナイジェリア)、セドリック・ヌイティンク/LUNG Lisa(ベルギー)

U21男子シングルス最終結果

1位:PLETEA Cristian(ルーマニア)
2位:HODAEI Amir Hossein(イラン)
3位:SIPOS Rares(ルーマニア)、DEVOS Laurens(ベルギー)

U21女子シングルス最終結果

1位:DRAGOMAN Andreea(ルーマニア)
2位:LUNG Lisa(ベルギー)
3位:AKULA Sreeja(インド)、ALHODABY Mariam(エジプト)

文:ラリーズ編集部

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