市民参加の防災イベント続々

20日、宮古と協定締結

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室蘭市、意識向上目指す

 防災の日(9月1日)を控え、室蘭市主催の避難訓練やセミナーなど、市民参加の防災イベントがめじろ押しになってきた。20日には、岩手県宮古市と防災協定を締結。調印式に合わせて防災意識を高める催しを企画しており、多くの参加を呼び掛けている。

 宮古市との防災協定は、宮蘭フェリー就航をきっかけに実現した。災害時に物資の提供などで協力し、平時の取り組みでも防災教育や訓練で連携していく。協定締結に当たって、防災の機運を高めるため「防災フェスタ」を同日、輪西町の市民会館で開催する。

 同フェスタは入場無料。午前10時半に始まり、同11時からの炊き出し訓練では炊飯袋を使ってカレーライスを作る。午後1時から室蘭工業大学の有村幹治准教授が「防災減災とコミュニティーの形成について」をテーマに話す。

 午後3時の協定書調印式後は、宮古市の山本正德市長が特別講演。市や室工大、企業による防災関連のパネル展示やブースを会場に設ける。

 また23日には、防災への情報通信技術(ICT)活用を学ぶ「防災×ICTセミナー」を中島町の市生涯学習センター・きらんで初開催する。胆振東部地震から1年を目前に、ICTを活用する行政の取り組みを知ってもらう目的がある。午後1時半から同5時まで。

 セミナーでは防災の専門家による講演後、午後4時すぎから阪神淡路大震災の教訓をポップな音楽で発信する神戸発の音楽ユニット「Bloom Works」のコンサートを開く。子どもにも楽しんでもらうため、コンサートのみの参加も可。

 9月1日には、防災の日に合わせた住民参加の避難訓練を蘭西、港南地区一帯で実施。地震と津波を想定し、防災講演や炊き出し訓練、配水訓練などを行う。

 市防災対策課の宇那木啓二課長は「胆振東部地震から1年が経過し、防災に対する市民の関心は下がっていると感じる。この機会に意識を高めてもらいたい」と話している。
(林帆南)