鷹・和田、3者連続三振の圧巻立ち上がり 川島安打からデスパ2ランなどで3点先制

和田は右太もも裏の故障から2軍登板を経ずに“ぶっつけ本番”で復帰

■ソフトバンク – 日本ハム(12日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクの和田毅投手が、復帰戦で圧巻の立ち上がりを見せた。12日、本拠地ヤフオクドームでの日本ハム戦。首位攻防第3ラウンドの先発を託されたベテラン左腕は初回、3者連続三振と完璧なスタートを切った。

 7月20日の楽天戦で右太もも裏を痛め、登録を抹消となっていた和田。2軍戦での調整登板を経ず“ぶっつけ”で1軍マウンドに上がったが、その立ち上がりは圧巻だった。先頭の西川を2球で追い込むと、144キロの真っ直ぐで見逃し三振に。3球三振に仕留めると、大田は143キロの真っ直ぐで空振り三振に仕留めた。

 さらに近藤に対しては1ボール2ストライクからの4球目、惜しくも外れたものの、ストレートは146キロの計測。続く5球目の144キロでバットに空を切らせ、圧巻の3者連続三振。1軍のマウンドに帰ってきた38歳のベテランの驚愕の立ち上がりに、本拠地のファンも大きくどよめいていた。

 すると、早速、チームメートが援護を送った。この日「1番・二塁」で復帰後初スタメンとなった川島が左前安打で出塁。今宮が犠打を決めると、内川が左前適時打。さらにデスパイネは右翼ホームランテラス席へ飛び込む28号2ランを放ち、いきなり3点を先制した。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

© 株式会社Creative2