鷹・和田、復帰戦で5回1失点好投 初回は圧巻3連続K 「いま自分に出来ることはやれた」

ソフトバンク・和田毅【写真:荒川祐史】

右太もも裏を痛めた7月20日の楽天戦以来の登板となった和田

■ソフトバンク – 日本ハム(12日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクの和田毅投手が、復帰戦での勝利投手の権利を掴んだ。12日、本拠地ヤフオクドームでの日本ハム戦。右太もも裏を痛めた7月20日の楽天戦以来のマウンドで5回1失点と好投し、2点のリードを守ってリリーフ陣に後を託した。

 圧巻の立ち上がりだった。初回は西川、大田、近藤を3者連続三振。完璧な立ち上がりを見せると、4回までゼロを並べた。5回には先頭の横尾に2号ソロを浴びて失点。その後2死から西川、大田の連打で2死一、三塁のピンチを招いたが、近藤を三ゴロに仕留めて窮地を脱した。

 5回を投げ終えたところで球数は86球。2軍での実戦登板を経ずに“ぶっつけ本番”で復帰したこともあって、この回で降板。5回を投げて5安打5奪三振で1失点。6回から2番手として松田遼馬投手がマウンドに上がった。

 和田は降板後、球団を通じて「久しぶりの登板でしたが、先制点を絶対に与えたくなかったので、初回から全力でいきました。5イニングで降板になってしまいましたが、いま自分に出来ることはやれたんじゃないかなと思います。次回はもっと長いイニングを投げれるように頑張ります。あとはこのままチームが勝てるように応援します」とコメントした。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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