マカオで極上中国料理三昧!ブランチ、ランチ、ディナーまで厳選3店

美食のマカオには当然ながらおいしい中国料理のレストランが目白押し。その中から、ブランチに点心、街歩き中でもしっかり豪華なランチ、ディナーにぴったりの食の醍醐味を楽しめるお店の3店をご紹介します。

まずは知っておきたい!マカオの基礎知識

マカオはマカオ半島の先端部分と、海を挟んだタイパ、一番南はコロアンで、タイパとコロアンの間にあった海は埋め立てられてコタイができました。ですから、マカオ半島先端部と、タイパ、コタイ、コロアンの3地域からなる島をあわせてマカオということになります。

古くからの街並みが残るマカオ半島を歩けば、いかにもマカオといった市場があったり、いかにも中華圏といった食べ物を売る屋台が出ていたりします。様々な国の食文化を楽しめるマカオですが、その原点である中国料理は、マカオでも絶対においしいに違いありません。

翡翠拉麺小籠包(Crystal Jade)|点心でブランチを!

海を埋め立てたコタイには、統合型リゾート施設(IR)が建設されました。この地区のレストランはIRの建物の中で営業しているものがほとんど。Crystal Jade(クリスタル・ジェード)もその一つです。新しい店内は天井が高く開放的で、白と金色をベースにした華やかな空間です。

店の奥中央には、ガラス張りのキッチンがあって、料理人が手で製麺していました。

サービスされた烏龍茶には小さなあんずのお菓子が。最初に背の高いほうの湯飲みに入ってきた烏龍茶を、広口の湯飲みに入れ替えて、背の高いほうの湯飲みに残る香りを楽しみます。

このお店のSNS映えする料理No.1が、「クリスタル・ジェード ⼩籠包の盛り合わせ」(8個/ HK$128)です。

• Steamed Spicy Beef (ピり辛牛肉入り)

• Steamed Pork & Black Truffle (トリュフと豚肉入り)

• Steamed Pork & French Beans(インゲン豆と豚肉と入り)

• Steamed Pork & Cheese(チーズと豚肉入り)

• Steamed Spicy Chicken (ピリ辛鶏肉入り)

• Steamed Pork (上海風小籠包)

• Steamed Pork & Shrimp (海老と豚肉入り)

• Steamed Pork & Foie Gras(フォアグラと豚肉入り)

異なる色から判断できるものもあれば、食べてみないと分からないものまで。味を確認しながら楽しめます。

「上海風小籠包」(4個/ HK$48)は基本の小籠包ですが、たっぷりと入ったスープが熱々。豚肉はしっかりとした味付けがされて、思わず嬉しくなる味です。

日本人には日常食ともいえる「焼餃⼦」(4個 / HK$52)は、モッチリとした皮にむっちりとした肉餡がよく合います。

「焼肉まん」(3個 / HK$48)はサイズが小さめで皮部分が厚くしっとりしていますが、底の部分は焼いてあって香ばしさがあります。

デザートにいただいた「⼩豆餡子入りもち米の蒸し物」(HK$88)は「蒸八宝饭」という名前の通り、8つのおいしいものを使ったデザート。もち米を使っていて、ライスプディングのような、日本ならおはぎのような。あらためてお米ってデザートでもおいしいと再認識させられました。

翡翠拉麺小籠包 Crystal Jade La Mian Xiao Long Bao

住所:Shop1026, Level 1, Sands Cotai Central

電話:+853-8113-8998

営業時間:11:00〜23:00

HP:https://www.sandscotaicentral.com/restaurants/chinese/crystal-jade.html

桃花源(Tim's Kitchen)|ゆったりとしたランチタイムを

マカオ半島にある歴史的ホテル、ホテル・リスボアにあるのがTim's Kitchen (ティムズ・キッチン)です。世界遺産巡りやショッピングにも便利な場所にあるホテルですから、街歩きの途中でランチに寄るのにちょうどいいんです。

ロビーに入って2階に上がり奥へ進むと「桃花源」という入り口が見えてきます。中国語の店名は桃花源なんです。シェフのLai Yau Timさんを香港から招いて2000年にオープンしました。

「Crystal King Prawn」 (一人分HK$280)は、大きな海老に丁寧に包丁を入れてフワフワに仕上げています。金華ハムとアスパラと一緒に。

立派な蟹爪を丸ごと上げて、チリと胡椒塩でピリッと仕上げた「Deep-fried Whole Fresh Crab Claw With Peppercorn Salt」 (一人分HK$480 )は手を使ってがぶりといきたいサイズ。

「Braised Fish Maw Bisque With Conpoy」(一人分HK$260)は、乾燥した魚の浮袋と貝柱を使ったスープ。歯ごたえがしっかりあって、とろみのあるスープがよく絡みます。

こちらでもいただいた「Crispy Chicken」(HK$480)は、皮がクリスピーで肉がしっとりと仕上がっていました。

「Fried Rice with Minced Beef, Onions and Shallots」(HK$160)はパラパラの炒飯。牛ひき肉の旨味がごはん全体に行き渡っています。

ゆったりとした時間が流れるTim's Kitchenで、世界的に有名なシェフの料理を楽しんだらまた街歩きに出かけましょう。外に出れば観光ポイントまで歩いてすぐの便利な場所です。

桃花源(Tim's Kitchen)

住所:2-4 Av. de Lisboa, Macau

電話:+853-8803-3682

営業時間:ランチ12:00〜14:30、ディナー18:30〜22:30

HP:https://hotelisboa.com/dining/tims-kitchen/?lang=en

玥⿓軒(Pearl Dragon)|驚きのディナーは洗練された空間で

Perl Dragon (パール・ドラゴン)があるのはコタイのIR Studio City(スタジオ・シティ・マカオ)です。このビルにはマカオの人気アトラクションの一つ、8の字の観覧車「ゴールデン・リール」があります。

店の中国名「玥⿓軒」の「龍」を誇張したロゴが見つかれば、エントランスはすぐそこです。

「Chilled Cherry Tomato Marinated with Avocado Oil and Plum Wine Jelly」(HK$88)は冷製の前菜。湯剥きしたカラフルなトマトをアボカドオイルでマリネしたものが、梅酒のゼリーに乗っています。

「Spinach Broth with Almond and Quinoa」(HK$88)は、ホウレンソウの緑、アーモンドとキヌアの白いスープを使って「陰陽」のサインに仕上げた冷製のスープ。なんで色が混ざらないんだろうと不思議です。

「Cantonese Style Roasted Goose」(HK$768)はガチョウのロースト広東風。ガチョウのあたままであって、ちょっとびっくりです。

こちらはクリスピーチキン「Roasted Crispy Chicken with Onion and Chili Pepper」(HK$398)です。またまた頭がついていてもう一回びっくり。カリッとした皮目がおいしく、ちょっとピリッとチリの辛さが効いています。

「Sautéed Sole Fillet with Vegetable and Mushrooms」(HK$1288)は、ヒラメと野菜とキノコをソテーしたもので、ヒラメの骨をあげた上に乗っていました。これは目にも豪華です。

玥⿓軒(Pearl Dragon)

住所:Shop 2111, Level 2, Star Tower at Studio City

電話:+853-8865-6560

営業時間:【月〜金】ランチ 12:00〜15:00、ディナー 18:00〜23:00 【土・日・祝】 ランチ 11:00〜15:00、ディナー18:00〜23:00

HP:https://www.studiocity-macau.com/en/dining/pearl-dragon

まとめ|お店を選ぶのが楽しい

マカオの中華料理は奥深く、レストランのスタイルもいろいろ、価格もいろいろです。それに一皿のサイズが大きいものもあります。今回ご紹介した3点を参考にして、食べたいもの、予算、一緒に行く人の人数などを考え併せて、ちょうどいいお店を探してみましょう。きっと事前に調べておくこと自体も楽しいはずです。

協力:マカオ政府観光局 http://www.macaotourism.gov.mo

[All photos by Atsushi Ishiguro]

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