桜井ナインOB、星稜戦へ練習 31日に黒部・宮野球場で再現戦

蛇田さん(右から2人目)が見守る中、打撃練習に取り組むOB=桜井高校グラウンド

 1976年の甲子園代表決定戦を再現する星稜高校(金沢市)との野球部OB戦が31日に黒部市宮野球場で行われるのを前に、桜井高校(黒部市)のOBは12日、同校グラウンドで練習会を開いた。当時のナインを中心に約30人が参加。同部OB会長で当時二塁手だった高村克宏さん(60)=同市=は「43年前は敗れた。今回は野球を楽しみつつ勝負にこだわり、返り討ちにしたい」と笑顔で話した。

 OB戦が2月に正式決定してから各自が自主トレに励み、そろっての練習は初めて。監督だった蛇田敏行さん(71)=同市=が見守る中、主戦だった森岡真一さん(60)=金沢市=ら当時の部員、甲子園出場経験のあるOBらが打撃練習や守備練習に汗を流した。

 試合当日は星稜OBで中日の元エース、小松辰雄さん(60)=名古屋市=がマウンドに立つ予定で、森岡さんは「小松と投げ合うのが楽しみ。肩の状態は悪くない」と意欲十分。蛇田さんは「けがをせず、和気あいあいとプレーできればいい」と話した。

 今後、自主トレに取り組み試合に臨む。

 31日は午前9時半からOB戦を実施する。現役球児による星稜-氷見、星稜-桜井の練習試合なども行う。

OBに「今の方が打てるんじゃない」などと声を掛け、楽しそうに練習を見守る蛇田さん
打撃投手を務める森岡さん

© 株式会社北日本新聞社