復興支援の利き酒大会に向け奉納 25日に射水・放生津八幡宮

奉納した福島県の地酒を口にして、大会の成功を祈る関係者=放生津八幡宮

 射水市八幡町(新湊)の放生津八幡宮で25日に開かれる「祖霊社祭」(北日本新聞社後援)に合わせ、同日に東北復興の支援を目的とした利き酒大会が開かれる。12日は同宮で日本酒奉納式があり、関係者が大会の成功と被災地復興を願った。

 祖霊社祭は、同宮を創建したされる大伴家持をしのぼうと、毎年8月に開いている。3月に同宮で東日本大震災復興祈願祭を開いたことから、被災地の地酒を使った支援企画を考案した。酒は福島県観光物産交流協会が推薦した同県の地酒6銘柄を用意した。

 この日は、当日使用する「広戸川」や「雪小町」などの地酒を奉納し、大伴泰史宮司が祝詞を奏上した。参加者は、供えた御神酒を口にした。大伴宮司は「福島の地酒を楽しみ、支援につなげたい」と話した。

 利き酒大会は25日午後5時半から開かれる。参加費は500円。20日まで参加を受け付ける。問い合わせは放生津八幡宮社務所、電話0766(84)3449。

奉納した大会で使う福島県の日本酒(中央)
奉納式で祝詞を奏上する大伴宮司(左)

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