日産がSNSで『#助手席孝行』を呼びかけるも「クソバイスだ!」ユーザーたちが激怒 そもそも論が間違っている?

日産自動車のキャンペーン『#親の運転となりで見守ろう。#助手席孝行』といった呼びかけが話題になっています。

「高齢者は素直に目下のアドバイスを聞かなくなるから問題なのよ」「代わりに運転しましょうというCMにした方が自然な気がしました」といった否定的な意見が殺到していました。

昨今、高齢者の運転による悲惨な事故について報道されることも多く、運転免許返納を呼びかける動きも活発になってきています。

そんな中で日産自動車が、
『実家に帰ったら #親の運転となりで見守ろう。#助手席孝行』
といったプロモーションを公開した事が話題になっています。

「み」→ミラーちゃんと見てる?
「ぎ」→ギアチェンジ迷ってない?
「あ」→アクセルとブレーキ急じゃない?
「し」→シャカンキョリ保てている?
「は」→ハンドルはスムーズ?

と「みぎあしは」を合言葉として、親の運転を助手席で見守り、危険性がないか確認することを呼びかけました。

しかし、こうした日産の呼びかけに対し、

「日産さん、悠長に助手席孝行なんて言ってる場合じゃないですよ! 自動車は年齢に関係なく、簡単に命を落としてしまう乗り物なんですよ!️ もっと緊迫感のあるビデオを作って、安全運転を呼び掛けないと! 一生が台無しになってしまうんですから」

といった内容でSNSユーザーたちが怒りを爆発させています。

「見守りアドバイスしてる最中に事故でも起こされたらたまったものじゃない!」
「事故った本人が”横から文句言われて気が散って、集中して運転出来なかった”って助手席孝行してる子どもの所為にする可能性もある。その事故で死んだりケガしたら責任とるの?」
「助手席の人も日ごろ運転する人じゃないと、トンチンカンなことになりそうですね」
「子供に監視されて腹を立てるのが関の山だろうね。高齢者は素直に目下のアドバイスを聞かなくなるから問題なのよ。それも老化現象。免許返納を言えるわけない大手メーカー」
「そこまでしてご高齢の方に運転させるなら、代わりに運転しましょうというCMにした方が自然な気がしました」

といった声が否定的な意見が殺到してしまいます。

中には「いいなと思った」「いい取り組み」といった賛同する声もあるものの、やはり否定的な意見が多く上がっていました。

今回は高齢者の運転についての呼びかけでしたが、危険な運転で事故を起こすのは高齢者だけではありません。「みぎあしは」を合言葉に、自身の運転を見直してみるのは大切な事なのではないでしょうか。

しかし、日産には「助手席孝行」の呼びかけではなく、自動車メーカーとして事故を防ぐ技術的な進化を願いたいです。(文◎絹田たぬき)

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