路上で生まれた赤ちゃんに野次馬もびっくり仰天 24本の手足の指という奇跡にその場にいた人々が拍手喝采!

写真はFacebookより

産気づいた女性を病院まで送る途中で急に陣痛が始まってしまいました。同乗者が救急隊員を呼び無事に赤ちゃんを出産したのですが、救急隊員は赤ちゃんを見てビックリ、という出来事がタイで話題になりました。

8月4日、タイ中部チョンブリー県で妊娠中の娘(23)が腹痛を訴えたことから産気づいたと悟った母親(59)が友人に頼んで車で病院まで送ってもらうことにしました。

しかし病院へ向けて車を走らせている最中に娘は激痛から泣きわめき始めたために、車を脇に停車して救急隊員を電話で呼ぶことにしました。

救急隊員が到着した時、娘は車内に横たわっていきんでいる最中だったためそのまま出産をサポートする態勢に。20分で女の赤ちゃんが無事に生まれ、元気な泣き声を上げました。出産したお母さんも無事でした。

約2,500グラムの赤ちゃんのへその緒を切ってから体を綺麗に拭いていた救急隊員は妙なことに気付きました。なんと赤ちゃんの手足に指が6本あるのです。

手足それぞれに6本ずつなので合計24本の指がある赤ちゃんに救急隊員らはもちろん、ヤジ馬として集まっていた住民らもビックリ仰天しました。

娘に付き添って車に同乗していた母親は娘がいきんで苦しんでいる際にその様子を見て卒倒しそうになっていましたが、いまだ興奮冷めやらぬ様子で救急隊員にこう語ったのです。

「娘が子を産むのはこの子で3人目。無事に出産して嬉しい。それで、指が6本ずつあるのは遺伝だと思うよ。だって私自身も娘も同じように指が6本あるから」

母親のこの話でさらに大騒ぎに。ヤジ馬住民らだけでなく救急隊員らもこれは縁起がいい出来事に違いないと、指の本数6や乗っていた車のナンバーで今度の宝くじを買おうと盛り上がったのでした。

指が5本よりも多い多指症の原因ははっきりとわかっていませんが、遺伝による場合もあり、今回のケースはまさにその遺伝なのだと思われます。意外な例では豊臣秀吉が右手親指が2本あって6本指だったと前田利家やポルトガルから宣教師として来日したルイス・フロイスが記録を残しています。(取材・文◎赤熊賢)

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