「福島」縁に交流 松浦で平和学習 長野・木曽町の中学生

ホストファミリーにあいさつする長野県木曽町の中学生(左)=福島公民館

 自治体名に「福島」が入ることをきっかけに、旧北松福島町時代から始まった交流事業で、長野県木曽町(旧木曽福島町)の中学生8人が8日から3泊4日の日程で松浦市を訪問。9日は、市立鷹島中(柏原哲郎校長)の平和学習に参加した。
 交流事業は、両町と北海道福島町の3町が1989年に開始。松浦市と合併後も木曽町とは毎年、相互交流している。8日の歓迎式では同年代の子どもがいる福島町内のホストファミリーと対面した。
 木曽町の生徒は9日、鷹島中を訪問。同校の生徒が平和や原爆についてまとめた「新聞」を使った発表を聞いた。このほか、鷹島町の市立埋蔵文化財センターで元寇(げんこう)の遺物を見学したり、福島町の鍋串港沖で船釣りを楽しんだりした。
 木曽町立木曽町中2年の鈴木康介さん(14)は「松浦の自然環境を体験したかったことと、原爆について知りたいと思って参加した」と話した。

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