ICANのノーベル平和賞メダル 島原でレプリカ展示

ICANに贈られたノーベル平和賞のメダルと賞状のレプリカを見る来場者=島原市、雲仙岳災害記念館

 非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」が2017年にノーベル平和賞を受賞した際に授与されたメダルの公式レプリカの展示が11日、島原市平成町の雲仙岳災害記念館で開かれた。
 夏休み中の子どもたちに平和学習の機会にしてもらおうと、県内の被爆者ら約30人でつくる団体「ICANサポート・ナガサキ」が主催。
 会場には、ノルウェーのノーベル賞委員会がICANの運営団体の一つ、NGO「ピースボート」(東京)に贈ったメダルと賞状の公式レプリカが展示。ICANの活動や平和賞授賞式の様子を紹介するパネルなど約20点も並ぶ。
 佐賀県武雄市の小学6年、多久島夏花さん(12)は「平和な世界をつくっていかないといけないと展示を見て思った」と話した。
 長崎、佐世保、西彼長与町でも順次開催される。

© 株式会社長崎新聞社