「Play of the Week」はトックマンの本塁打キャッチ

日本時間8月13日、メジャーリーグ機構は今季第20週の「Play of the Week」にマイク・トックマン(ヤンキース)の本塁打キャッチを選出した。「Play of the Week」は今季から新設された表彰で、各週の守備面での最高のプレイを表彰するものである。トックマンは日本時間8月7日に敵地オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズで行われたオリオールズ戦で、ペドロ・セベリーノが放った本塁打性の大飛球を好捕し、チームの失点を防いだ。

日本時間8月7日のオリオールズ戦、ヤンキースが5対2と3点をリードして迎えた4回裏にオリオールズの捕手、セベリーノが放った打球はレフトスタンドへ一直線。スタンドインするかと思われた打球だったが、左翼トックマンがフェンス際まで駆け寄り、ジャンプ一番、見事にキャッチしてセベリーノの本塁打を阻止した。また、第20週のトックマンは、打撃面でも7試合で打率.417、5本塁打、10打点、出塁率.517、長打率1.125の大活躍を見せた。

攻守両面で見事な活躍を見せているトックマンだが、もともとは故障者続出を受けて穴埋め役としてロースター入りした選手であり、それほど大きな期待を掛けられていたわけではなかった。現在28歳のトックマンは、日本時間3月24日にフィリップ・ディールとのトレードでロッキーズからヤンキースに加入。その後、3度のマイナー降格を経験しながらも、外野の3ポジションをこなし、打率.294、12本塁打、OPS.941と期待以上の働きでチームに不可欠な戦力となっている。

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