MotoGP:ヨハン・ザルコが2019限りでKTM離脱。2年契約の途中解除に合意

 2019年のMotoGP最高峰クラスにKTMのファクトリーチームから参戦しているヨハン・ザルコが、今季限りでチームを離れることを発表した。

 フランス人ライダーで現在29歳のザルコは、Moto2で2度のワールドチャンピオンに輝き、2017年に最高峰のMotoGPにステップアップ。2シーズンをモンスター・ヤマハ・テック3で過ごした後、2019年からKTMのファクトリーチームに移籍してきた。

 ザルコは今季から操るKTM RC16へライディングスタイルを合わせようと試みてきたが、ここまでの11戦で表彰台には手が届いておらず、ランキング17位と苦戦を強いられている。

 KTMとザルコの契約は2年契約で2020年いっぱいまで有効なものだったが、双方が途中解除に合意。2019年シーズン限りでザルコはチームを離れることになった。

ヨハン・ザルコ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)

 ザルコは自身のInstagram上で「KTMファクトリーチームとは、2020年シーズンをともに戦わない」とコメントを発表している。

「簡単に下せる決断ではなかったが、世界トップレベルの仕事をこなすチャンスがあり、表彰台に笑顔で上がれる機会を逃したくはなかった」

「もちろんプロフェッショナルとして、2019年シーズンの残りの戦いに全力を注いでいく。ベストを尽くし、自分のスキルを向上させることに努めたい」

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