満月と高潮

超大型の台風10号は、種子島の南東海上を発達しながら北西に進んでおり、14日から15日にかけて暴風域を伴い、強い勢力で西日本に接近・上陸するおそれがあります。
また、台風本体や周辺の発達した雨雲が流れ込み、西・東日本の太平洋側では、局地的に雷を伴い猛烈な雨の降る所があるでしょう。
東海から西の地域を中心に雨量が多くなり、四国では多い所で1000ミリを超えるという予報もでています。
台風上陸の可能性が高い15日は満月の日です。新月の時と満月の時は、満潮時の潮位が一番高くなりますので、台風接近時刻と満潮が重なると甚大な高潮被害の可能性があり、厳重な警戒が必要です。

気象予報士・饒村 曜

画像について:13日午後3時の台風10号の位置と進路予想。

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