「時効警察」に新進気鋭のクリエーター陣が集結!!

テレビ朝日系で10月にスタートする連続ドラマ「時効警察はじめました」(金曜午後11:15、開始日未定)に、三木聡、大九明子、今泉力哉、福田雄一、森ガキ侑大、塚本連平、田中眞一、小峯裕之ら実力派スタッフが集結することが決まった。

同作は、時効になった事件を“趣味”で捜査する男・霧山修一朗(オダギリジョー)が、助手の三日月しずか(麻生久美子)と共に未解決事件を捜査するシュールな脱力系コメディーミステリー。実に12年ぶりとなる新シリーズでは、前シリーズまでと同様メイン監督&脚本を三木聡が務めることに加え、続投、初参加を含め実力派の監督・脚本家も顔をそろえる。

「時効警察」としては初の女性監督となる大九明子は、2017年に監督・脚本を務めた映画「勝手にふるえてろ」で東京国際映画祭コンペティション部門・観客賞をはじめ数々の賞を受賞し、今年公開された監督映画「美人が婚活してみたら」でも高い評価を得ている。「『時効警察』が復活します、大九さんお願いします、と連絡いただいたのが1年半ほど前。内緒にしてるの、しんどかったです。『意気込みは?』などと問われましても、新人刑事・彩雲の口癖『ガンバリマス!』しか出てきません。三木監督をはじめとする全スタッフ・キャストが紡いでこられた長い歴史にめまいを覚えるばかりですが、心待ちにしておられる『時効警察』ファンの皆さまに面白いものをお届けできるよう、ガンバリマス!」と意気込みを述べた。

また、WEBドラマ「午前3時の無法地帯」でオダギリジョーともタッグを組んだ経験のある“恋愛映画の旗手”今泉力哉も参加。今年公開された監督映画「愛がなんだ」が口コミで大ヒットし、上映館が2倍以上に増加。9月には「アイネクライネナハトムジーク」の公開を控え、すっかり脂の乗り切った今泉は「『時効警察』の監督を自分がすることになるなんて! なんてことだと思っています。うれしいけど無理無理無理!って思わなくもなかったのですが、いや、思わなかったのですが、思っているだけでは事件は解決しないし、解決したところで所詮は霧山の趣味なので、無責任に楽しみたいと思っています。すでにだいぶ楽しいです」と混乱気味に参加の喜びを語った。

そして、ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズや「今日から俺は!!」、映画「銀魂」シリーズなどの大ヒットコメディーを生み出した福田雄一も、脚本家として本作に初参加する。「『時効警察』を自分が書かせていただけるとは思わなかったので、お話をいただいた時は本当に驚き、恐縮しました。なにせ僕はベタなんで、『時効警察』のシュールなワールドに入って行けるかどうか不安でした。とにかく僕のありったけのシュール(笑)を盛り込んだつもりでおりますので、楽しんでいただければ幸いです!」と控えめなコメント。

さらに、長編映画監督作「おじいちゃん、死んじゃったって。」でヨコハマ映画祭やフランスのヴズール国際アジア映画祭などの受賞経験を持つ映像ディレクターの森ガキ侑大は、監督として本作に参加。本作が連続ドラマ初監督となる森ガキは「今回、『時効警察』というバッターボックスに初めて立たせてもらいました。喜びと不安という感情がとにかく入り交じりました。ただただ、自分がこれまで生きてきた空気感みたいなものが、ちょっとでも表現できるように頑張りたいと思います。しっかりと自分自身が『時効警察』を楽しみたいと思っています」と意気込んだ。

ドラマ「執事 西園寺の名推理」「さすらい温泉♨︎遠藤憲一」で脚本を担当した小峯裕之も脚本家として本作に初参加する。「個性あふれ過ぎる2人の監督とともに脚本を仕上げた今、『早くオンエアを見たい!』という欲求が抑えられません。あの名作シリーズの復活に、こんなカタチで立ち会えるなんて…。『全話、見どころだらけです』とイチ関係者として証言しておきます」と変わらぬクオリティーに太鼓判を押す。

ほかにも、第1シリーズでもメガホンを取った塚本連平は「久しぶりの『時効警察』。久しぶりのあのキャラクターたち、あの世界との再会。そして、久しぶりの福田雄一との仕事。大いに楽しんで突っ走ります!」と気合をのぞかせ、前シリーズでアシスタントプロデューサーを務めていた田中眞一は、本作では脚本家として戻ってきた。「『時効警察』は私にとって故郷のようなものです。三木監督、オダギリさんをはじめ、スタッフ、キャストの方々に教わったことが今でも自分にとってモノ作りの骨子になっています。大好きな『時効警察』。愛を込めて精いっぱい書きました」と本シリーズへの愛を語った。

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