やっぱり日本人は行列好きなのか
お盆休み中、クルマで帰省している人や行楽地に出かける予定がある人にとって、一番気になるのは、高速道路の渋滞でしょう。主要な高速道路は、ピーク時に35~40km程度の渋滞が起こっているし、電光掲示板には通過に3時間以上なんていう表示も出ているのを目にします。
ちなみに2019年の帰省ラッシュ前半戦で一番のビッグウェーブはというと、神奈川県を通る中央自動車道の藤野パーキングエリア付近で43km! 相変わらずの渋滞っぷりです。というわけで後半戦となるターンラッシュを前に、少し渋滞について書いてみようと思います。
険悪化する車内の空気をどうにかしたい!
渋滞でも時速20km/h程度で流れていてくれれば、先に進んでいる感はありますが、複数の事故が重なったような場合は、ピクリとも動かず、イライラがつのるばかりです。
「だからもっと早く出ようって言ったのに!」
「あれもこれも持っていこうって荷造りに手間取ったのは誰?」
「化粧するのが遅いんだよ!」
「道を間違えたのはお父さんでしょ!」
などなど、車内のムードは険悪化の一途をたどります。
そんな状況に救いの手が!
目の前にICが現れました。一般道に下りるべきか、否か。
並行して走る一般道はたいてい渋滞している
高速道路とは名ばかりで、ちっとも進まず駐車場のような状況からいち早く脱出したい! という気持ちはわかりますが、一般道に下りてもたいていは渋滞しているものです。高速道路と並行して走る国道などは、結局遠回りで、ふと見上げると流れている高速道路が目に入る。となると余計にイライラが募るわけです。
一般道に下りるメリットとしては、コンビニやレストラン、予定外の観光地に立ち寄ることができたり、高い高速道路のガソリンスタンドに寄らずに済むといった程度でしょう。グッと我慢して高速道路に残った方が、結果的に早く目的地に到着できる。という結果が出ていたりします。
では、目の前にパーキング/サービスエリアが現れました。
さてあなたならどうしますか?
リフレッシュはやっぱりマスト
本線の渋滞から外れて、これまた渋滞している駐車場に入る列に並ぶか、それとも少しでも前に進もうとしぶとく本線に残るのか。
PA/SAに流出するための車列に並ぶという人は、その後生じる駐車場待ち、そして女性であればトイレ待ちという2つの行列をさらに覚悟する必要があります。さらに食事をするのであれば、混んでいるであろうフードコートやレストランの順番待ちも予想されます。
と、ちょっと考えただけでも憂鬱な気持ちになりますが、車内の雰囲気と天秤にかけてみて、ここはやはり休むことにしましょう。
本線まで続いていたPA/SA渋滞を越えて、ようやく駐車スペースを見つけ、ドアを開ければ、今までドヨンと淀んでいた車内の空気は、夏の熱い空気と混じって、ある意味誤魔化せるかもしれません。
走っている2時間と、渋滞にハマっている2時間ではワケが違うと思いますが、それでも定期的な休憩は、ドライバーはもちろん同乗者にとっても必要ですね。
渋滞で強張った身体と心をストレッチして、さて再び渋滞に戻ることにしますか。
これからUターンラッシュにハマる可能性の高い方、そして現在ハマっている方、本当にお疲れ様です。適度に休憩を入れながら、目的地までくれぐれもお気をつけて!