危険な台風10号

水曜日、午前3時現在、台風10号は、大型で種子島の南東約350キロの所にあります。九州や四国のほとんどが風速15メートル以上の強風域に入っており、次第に影響が大きくなってきています。この先、台風は、勢力を強めて北上し、あす木曜日には西日本に上陸する可能性が非常に高いです。台風10号の特徴は「大きく」「遅く」「強い」ことです。そのため、離れていても雨・風・波などに影響を及ぼし、その影響が長引き、災害につながるおそれがあります。普段雨の少ない瀬戸内海に面した地域でも、雨量が多くなる見込みです。自治体の情報などに留意し、自主的な避難を心掛け、命を守る行動をお願いします。

気象予報士・山崎 貴裕

画像について:14日午前3時の台風10号の位置と進路予想。

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