行方で「盆綱」 先祖の霊送り届け

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綱を地面に打ち付け、先祖の霊を家に送り届ける子どもたち=13日午後、行方市三和、吉田雅宏撮影

行方市三和の金上地区に伝わるお盆の行事「盆綱」が13日行われ、地域の子どもたちが各家庭を回って先祖の霊を送り届けた。

金上地区の盆綱は、前日に製作したわらの綱を一晩墓地の地蔵前に安置し、先祖の霊が綱に乗ったところで地域を巡る行事。もともとは男子だけで行われていたが、少子化のため、2000年ごろからは男女とも参加するようになったという。

この日は小学生6人が綱を持ち、地域の住宅約35軒を回った。子どもたちは住宅に着くたび、「ヤンサの盆綱 切れたらつなげ じいさんばあさん乗せてきた」と掛け声を言いながら綱を地面にたたきつけ、先祖の霊を送り出していた。

参加した村上優奈さん(12)は「(自宅には)ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんを連れてきた。お盆はゆっくり過ごしてほしい」と話していた。(石川孝明)