全面禁煙“一時停止” 熊本県免許センターが喫煙所を復活 ポイ捨て、後絶たず

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 健康増進法改正を受け、熊本県警は7月から敷地内を全面禁煙とした県運転免許センター(菊陽町)について、15日から来月15日まで一時的に、屋外の喫煙スペースを復活させる。駐車場などで喫煙する来庁者や吸い殻のポイ捨てが後を絶たず、改善したい考えだ。

 県警運転免許課によると、免許センターは3月から屋内を、改正健康増進法が施行された7月からは屋外に1カ所あった喫煙スペースも廃止し全面禁煙とした。しかし、屋外で喫煙し、吸い殻を植え込みや芝生に捨てる来庁者が目立ち、火災の危険性があるという。

 また、来庁者から「講習時間が長く、喫煙できないのはつらい」との意見が多数寄せられたほか、喫煙場所の問い合わせが7月だけで約320件に上っている。そのため廃止した屋外の喫煙スペースの再設置に踏み切る。

 同法は敷地内禁煙の対象施設でも、受動喫煙防止措置がとられた屋外の喫煙所であれば認めている。復活スペースは通常、人が立ち入れない場所なので、受動喫煙の心配はないという。同課は「1カ月間の状況を検証し、今後の方針を決めたい」としている。(丸山宗一郎)

(2019年8月14日付 熊本日日新聞朝刊掲載)