吉村和弘、早田ひなら本選出場なるか<卓球・ブルガリアオープン2日目見どころ>

写真:ブルガリアオープンでの吉村和弘(東京アート)/提供:ittfworld

<ITTFワールドツアー・ブルガリアオープン 2019年8月13日~2019年8月18日>

13日にブルガリアオープンが開幕し、男女シングルス、男子ダブルスの予選1,2回戦が行われた。

日本から男子シングルスは18名が出場した。

そのうち、有延大夢(8月世界ランキング496位・リコー)、森薗政崇(同56位・BOBSON)、松平健太(同59位・T.T彩たま)、神巧也(同111位・T.T彩たま)、木造勇人(同288位・愛知工業大学)、吉村和弘(同43位・東京アート)ら12選手が予選2回戦を突破し、予選3回戦へ進出した。

男子ダブルスは、吉村和弘/宇田幸矢(同102位・JOCエリートアカデミー/大原学園)ペアがオーストリアペアに3-0で快勝し予選2回戦へ進出した。丹羽孝希(同10位・スヴェンソン)/吉村真晴(同48位・名古屋ダイハツ)ペアは中国の若手ペアに0-3で敗北し、早くも姿を消した。

一方で女子シングルスは予選1回戦が行われ、日本から15名が出場した。

このうち、早田ひな(同34位・日本生命)、長﨑美柚(同44位・JOCエリートアカデミー/大原学園)、木原美悠(同52位・JOCエリートアカデミー)、森さくら(同73位・日本生命)、安藤みなみ(同61位・十六銀行)ら12名の選手が予選1回戦を突破し、2回戦へ駒を進めた。

大会2日目となる14日は、男子シングルスの予選3、4回戦、女子シングルス予選2、3回戦と男子ダブルスの予選2回戦に日本人選手が登場する。

日本男子 組み合わせと見どころ

写真:韓国オープンでの森薗政崇(BOBSON)/提供:ラリーズ編集部

シングルス組み合わせ

町飛鳥-デニ・コズル(スロベニア)
田添響-ポール・ドリンコール(イングランド)
髙見真己-ルーウェン・フィルス(ドイツ)
木造勇人-トミスラブ・プツァル(クロアチア)
定松祐輔-MAJOROS Bence (ハンガリー)
吉村和弘-林兆恒(中国香港)
田中佑汰-LIND Anders (デンマーク)
金光宏暢-キリル・スカチコフ(ロシア)
神巧也-ロベルト・ガルドシュ(オーストリア)
松平健太-周启豪(中国)
有延大夢-ノシャド・アラミヤン(イラン)
森薗政崇-SIPOS Rares(ルーマニア)

男子シングルスでは、田添響がポール・ドリンコール(同82位・イングランド)と髙見真己がルーウェン・フィルス(同54位・ドイツ)といったヨーロッパの実力者と対決する。

中でも今年の世界選手権でドミトリ・オフチャロフ(同11位・ドイツ)を破り、丹羽孝希を苦しめたトミスラブ・プツァル(同34位・クロアチア)と木造勇人の対戦は必見だ。予選3回戦ではこのような海外の実力者たちに日本人選手がどのような戦いを見せるのかに注目したい。

写真:韓国オープンでの宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)/提供:ラリーズ編集部

ダブルス組み合わせ

吉村和弘/宇田幸矢-ダルコ・ヨルジッチ/デニ・コズル(スロベニア)

一方でダブルスの予選では今回初めてペアを組んだ、吉村和弘/宇田幸矢が唯一残っている。スロベニアペアとの本選出場を懸けた戦いに目が離せない。

日本女子 組み合わせと見どころ

写真:韓国オープンでの木原美悠(JOCエリートアカデミー)/提供:ラリーズ編集部

シングルス組み合わせ

長﨑美柚-MISCHEK Karoline(オーストリア)
阿部愛莉-BAJOR Natalia (ポーランド)
小塩遥菜-ギオギア・ピッコリン(イタリア)
森さくら-平侑里香
安藤みなみ-KIM Hayeong(韓国)
森薗美咲-德永美子
成本綾海-チェン・シエンツー(チャイニーズタイペイ)
早田ひな-FENG Yalan(中国)
塩見真希-SHIN Yubin(韓国)
木原美悠-リー・ジオン(韓国)

早田ひなや木原美悠は中国、韓国の若手選手と対戦する。本選出場が可能な実力を持つ両選手が、順当に予選を突破できるかに期待がかかる。

このうち、日本人対決は森さくらと平侑里香(サンリツ)、森薗美咲(同474位・TOP名古屋)と德永美子(同395位・十六銀行)の2つである。本戦への出場を懸けた試合にも注目したい。

文:ラリーズ編集部

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