チャック・ベリーのドキュメンタリー映画『Chuck Berry』予告編が公開。ナッシュビルの映画祭で初上映も決定

©ユニバーサル ミュージック合同会社

“ロックンロールの創始者” チャック・ベリーを題材にした新たなドキュメンタリー映画『Chuck Berry』が2019年10月4日にナッシュビル・フィルム・ フェスティバルで初上映される。

過去に『BB King: The Life Of Riley』や『Nat King Cole: Afraid Of The Dark』などの作品を手掛け、数々の受賞歴を誇るジョン・ブルーワーが監督を務める今作は、チャック・ベリーの非凡な人生を、彼から影響を受けたジョージ・ソローグッド、ナイル・ロジャース、スティーヴ・ヴァン・ザント、ジーン・シモンズ、アリス・クーパー、ポール・マッカートニー、ロニー・ウッド他、多くのロック・レジェンドたちのインタビューを交えながら描き出していく。

チャック・ベリーの財団から直々に今作のプロデュースと監督の依頼を受けたジョン・ブルーワーは、68歳のチャック・ベリーの妻セルメッタ・ベリーの初インタビューや、普段は人前に姿を見せない彼の家族にも接触し、映像に収めることができたという。

公開されたばかりの予告編の中で、ジョージ・ソローグッドは、「彼はロック史上最も重要なギタリストでした」と断言し、「チャック・ベリーがティーンエイジャーを生み出したと言っても過言ではないのです」とスティーヴ・ヴァン・ザントは語る。

「チャック・ベリーは、才能とスタイル、そして世界を鼓舞し、多様化させ、刺激しようという独自の姿勢とを兼ね備えたアイコンであり、現代のポピュラー・ミュージックを再定義しました。そうした考えから、世界最古の映画祭のひとつとして、世界トップレベルの映画、音楽、文化を讃えるこの“ミュージック・シティ”でのナッシュビル・フィルム・ フェスティバルの50周年を記念して、映画“Chuck Berry”のプレミア上映を主催できるのは大変光栄なことです」と、ナッシュビル・フィルム・ フェスティバルの理事を務めるジェイソン・パジットは公式声明の中で述べている。

ジョン・ブルーワーは、ローリング・ストーン誌の独占インタビューの中で、この映画の制作過程について詳しく語っている。「彼のご家族は、音楽の歴史をつくった男、チャック・ベリーについて本当に深く理解していました」と述べつつ、「あの時代において、いかにして黒人アーティストが白人が聴くラジオにまでクロスオーバーできたのか」という自身の関心についても掘り下げていったことも明かした。

ジョン・ブルーワーはまた、チャック・ベリーに関する記録資料に深くのめり込んでいくうちに、彼について多くのことを学んだと語っている。

「その膨大な記録の中には、事実が正確に伝えられていないことも多々ありました。その小さな一例としては、チャック・ベリーはビジネスや財政面においては冷酷で計算高い人物として広く知られていましたが、そこには過去に一度だけプロデューサーやイベンターに騙されたことがあるという歴史が発端となっていたという納得の理由があったのです」。

「“同じ犬に2度は噛まれるな”というのが彼の口癖で、ギャラはステージに立つ前に必ず支払わせた。だから人々はその点において彼がどれだけ厳しかったかをよく口にしていますが、実際なぜそうなったのかについてはほとんど語られていなかった」とジョン・ブルーワーは続けた。

以前にuDiscoverでお伝えした通り、今作はイギリスを拠点としたインディーズの制作会社Cardinal Releasing Ltd. が遺産管理人と彼の未亡人セルメッタ・ベリーと契約を結んだことにより、海外でのリリースも予定されている。

Written By Laura Stavropoulos