広島原爆の残り火「平和の火」城山小に届く 北九州の大学生、太鼓も披露

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平和への思いを込めて太鼓を披露する学生ら=長崎市、城山小

 長崎原爆の当初の投下目標地だったとされる北九州市から大学生8人が14日、長崎市立城山小(竹村浩明校長)を訪問。広島原爆の残り火「平和の火」や地元の小学生から預かった千羽鶴などを届け、学校関係者らを前に平和を願う祇園太鼓を披露した。
 北九州市立大の学生などでつくる「太鼓と平和を考える学生連絡協議会」が主催し、今年で10回目。江戸時代に長崎と小倉を結んだ長崎街道を「平和ロードに」というコンセプトで、活動資金はクラウドファンディングで募ったという。
 6日、福岡県八女市星野村で守られている広島原爆の残り火「平和の火」を採火し、9日午後に北九州市を出発。約230キロの道のりを自転車でリレーしながら14日午後に城山小に到着した。
 学生たちは、北九州市立西小倉小の児童から預かった千羽鶴とメッセージを竹村校長らに手渡し、城山小平和祈念館で平和を願う祇園太鼓を力強く奉納。広島県出身で同協議会会長の伊藤雄太さん(20)=同大3年=は「出身地の広島と大学のある小倉、そして長崎をつなげたいという思いでリレーに参加した」とし、「継続することが大切。後輩たちにも活動を続けてほしい」と語った。