小値賀にUターンの藤田さん 移動式飲食店オープン

看板はキューバサンド 「島盛り上げ 若者集う場に」

©株式会社長崎新聞社

移動式の飲食店を開業した藤田さん(左)=小値賀町

 長崎県北松小値賀町にUターンした男性が今夏、ホットサンドなどを販売する移動式飲食店「flour jams(フラワー ジャムズ)」を古里で開業した。メニューには地元食材も使う。「若者など人が集う場にし、島を盛り上げたい」と意気込んでいる。
 男性は藤田耕司さん(40)。県立北松西高卒業後、県外の調理師専門学校を経て、福岡市のホテルにフランス料理の調理師として就職するも、上下関係の厳しさから数カ月で退職してしまう。その後、同市内の福祉施設などで働いたが、体調を崩していた母方の祖母を介護するため、2015年4月に帰郷した。
 古里に戻ってからは、グループホームで働きながら、知人の和食料理店を手伝い始めた。福岡の福祉施設では入所者の食事を作っていたこともあり、「お客さんの笑顔を見たりする楽しさを思い出した」という。
 店舗は宅配業者から購入した中古車を改造。荷台部分で調理する。看板商品は、香草などで味付けした豚肉と地元産野菜をパンで挟んで焼いたキューバサンド(650円)。かんきつ系の爽やかな香りと、しょうゆベースの甘辛いたれが特徴だ。町内産のメロンを使ったソーダ(500円)なども販売している。
 同町笛吹郷の小値賀港フェリーターミナル近くの広場や、町内で開かれるイベント会場などに出店。不定休で営業時間は午前10時~午後5時。藤田さんは「小値賀の名物として胸を張り、いつか島外にも進出したい」と話した。

看板商品のキューバサンド