県内の元島民2世ら参加 北方四島ビザなし訪問団

 県内の北方領土元島民2世らを含む交流訪問団が15~19日、北方領土の国後島と色丹島を訪れる。旅券(パスポート)を持たないビザなし交流で、島に住むロシア人と相互理解を深め、北方領土問題の解決に貢献することを目指す。

 訪問は、北方領土問題対策協会(東京)が主催。北方領土返還要求運動富山県民会議(会長・中川忠昭県議会議長)が主管し、事業の企画や運営を担当する。県民会議の主管は6年ぶり3度目。

 団員は64人で、県民会議副会長の大野久芳黒部市長が団長を務める。県内から県民会議の会員、元島民2世、獅子舞保存会員ら20人が参加する。北日本新聞社から吉崎美喜政治部記者が同行取材する。

© 株式会社北日本新聞社