今、宮城刑務所で何が起きている!? 元受刑者が告白「所長を頂点とした王国みたいな刑務所」

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宮城県の宮城刑務所に収容中の受刑者に生活面での便宜を図る見返りとして、現金を受け取っていた刑務官が7月26日に宮城県警に逮捕されました。

合計138万円を受け取った収賄容疑で逮捕された宮城刑務所の刑務官藤田晋悟容疑者に新たな疑惑が浮上したことが13日に報じられて、波紋を呼んでいます。

別途現金60万円を手渡しで受け取っていたことも判明しました。さらに、贈賄容疑で逮捕された受刑者・桜井景三容疑者に刑務所内の情報を漏らした疑いで宮城県警は国家公務員法違反の疑いで捜査している旨が報じられました。桜井容疑者の弟で会社役員の克巳容疑者と、会社員淡路泰雄容疑者を介して2018年10月から19年2月、便宜を図った見返りに7回以上にわたり現金を受け取っていたようです。受け取ったとされる総額は判明しただけでも198万円に上り、宮城県警や仙台地検が立件の可否を検討しています。

「偉そうに能書きを垂れているものの、理不尽に受刑者に手をあげるような職員ではなかったので気の毒にも思います。怒鳴り散らして、罵詈雑言を浴びせて、暴力をふるっても、目撃した受刑者がいても、注意、指導でまかり通ってしまう異常な王国ですから、若いと感覚が麻痺して誤ちを犯すのかもしれません。所長を頂点にした王国のようなものですから」

と元受刑者は宮城刑務所の刑務官の逮捕は、宮城刑務所の問題の氷山の一角のようであることを指摘します。

「親しかった美人ホステスが面会に来たら、『いい女に面会来させて、いい御身分だな。代わりに抱いてやるから、女の店教えろよ! 飲み代はオマエのツケで豪遊してやるからよ!』と、パワハラで接待を要求する刑務官もいましたから、立場を悪用している輩は少なくないです」(元受刑者)

更生させたり、罪を償わせたりするということを忘れて私欲に走る刑務官は一掃しないといけません。(文◎花苑スープ)

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