【MLB】菊池雄星、8戦連続白星なしに米記者苦言、地元ファンも限界? 「ケイ・イガワ二世」

タイガース戦に先発するも5失点KOされたマリナーズ・菊池雄星【写真:AP】

菊池は14日のタイガース戦で3回1/3、9安打5失点KO、31被本塁打は今季メジャーワーストタイ

■マリナーズ 11-6 タイガース(日本時間14日・デトロイト)

 マリナーズの菊池雄星投手が13日(日本時間14日)、敵地タイガース戦に先発。3回1/3を9安打5失点でKOされた。味方が勝ち越した直後の4回に2被弾などで降板。防御率は5.56に悪化し、メジャー最多タイの31本塁打を献上している日本人左腕に地元メディアやファンも徐々に厳しい意見が上がっている。ついにはヤンキースで不振だった「ケイ・イガワ二世」の声も飛び出した。

 日本人左腕が4回に大崩れした。先頭ヒックスにソロ弾を浴びると、ロジャースには逆転2ラン弾を許した。一死二、三塁と出血を止められずに菊池は降板を告げられた。

 8試合連続で白星なしとなった菊池に苦言を呈したのは米専門誌「ベースボール・アメリカ」などに寄稿しているジョー・ドイル記者だった。

「(キクチは)このオフに深刻なメカニックの修正が必要となる」とツイッターでフォーム改造が不可避と指摘している。

 今オフの補強の目玉だったはずの左腕の苦しみのルーキーシーズンに地元ファンも不満を募らせている。ジョー・ドイル氏のツイートには辛辣なコメントが並んでいた。

「ユウセイ・キクチが炎上。新たながっかり日本人投手」

「ユウセイ・キクチが今夜、“強力”タイガース打線に滅多打ちに。なんて大災害なんだ…ケイ・イガワ二世だ…」

 2007年にヤンキースと5年2000万ドル(当時・約22億7000万円)の大型契約を結びながら、通算2勝4敗、防御率6.66という成績に終わった井川慶の名前が挙がるほど。再建中のマリナーズが先発ローテーションの柱として期待した菊池だが、苦しい内容に地元からは厳しい声が出始めている。(Full-Count編集部)

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