台風10号 きょう長崎県に最接近 海や空 欠航相次ぐ

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 大型の台風10号は、15日朝から昼すぎにかけて長崎県に最接近する見込み。長崎地方気象台によると、14日夜までに県内全域が風速15メートル以上の強風域に入り、15日は県内全域の海上で最大風速20メートルとなると予想され、同日午後6時までの24時間降水量は多いところで150ミリに上る可能性がある。
 交通も乱れ、九州商船は14日、本土と離島を結ぶ高速船やフェリーなど計13便を欠航した。15日は夕方の計6便を除く全便が欠航となるなど、各地で海の便に影響が広がっている。
 JR九州は、15日午前11時41分長崎発博多行き特急「かもめ」など計4便を運休する。長崎空港発着の空の便は14日、オリエンタルエアブリッジ(ORC)が長崎-対馬の2往復4便を欠航。14日午後6時現在、15日は日本航空(JAL)の長崎-大阪(伊丹)など各社で計12便の欠航が決まっている。
 長崎市は14日、市内37カ所に避難所を開設した。南島原市は同日午後6時に避難準備情報を出し、市内8カ所に避難所を開設した。
 15日は県内各地で精霊流しが予定されている。長崎市は精霊船の「流し場」を87カ所に設置する方針だが、同日朝に最終判断するとしている。
 長崎港(長崎市元船町)では14日、台風接近に伴い、帰省の予定を早めてUターンする家族連れの姿が見られた。九州商船によるとこの日、離島から長崎行きの便は全て満席だったという。