サッカーJ1湘南ベルマーレは15日、J1浦和レッズから期限付き移籍中のMF武富孝介(28)が浦和に復帰すると発表した。
武富は今春、5シーズンぶりに湘南でプレーし、リーグ戦18試合出場5得点だった。
クラブを通じて発表したコメントは次の通り。
「この度、浦和レッズへ復帰することとなりました。すでに報道されている通り、ここ数日のベルマーレの変化によってチョウ監督がしばらく指揮を執ることができなくなりました。チョウ監督の元でプレーしたいと思い、今季もう一度ベルマーレに来た自分としては、一時的な措置とはいえこの先がどうなるか分からない状況のまま、100%サッカーに集中できるのか、チームのために力を出し切れるか、不安を覚えているというのが正直な気持ちです。そんな中、移籍ウィンドウの期限が迫っていることもあり、今回の決断に至りました。シーズン途中にチームを離れることを申し訳なく思っています。ただ、今いろいろなことが言われていますが、僕自身はチョウ監督の指導には愛情があったと思っています。サポーターの皆さんとは、前回の在籍と合わせて2年半、とても楽しく濃密な時間を共有できたことを誇りに思います。ありがとうございました」
チョウ監督のパワハラ疑惑問題では、匿名の通報を受けたJリーグが湘南の選手やスタッフらへの調査に乗り出した。監督は調査終了まで指導を自粛しており、当面は高橋健二コーチ(49)が代役を務める。