終戦の日、福島でも平和を考える企画展開催 午前中から多くの来場者

 終戦の日に合わせ、福島市のコラッセ福島では、 戦争当時を振り返る企画展が開かれ、 多くの人が訪れています。 「2019ふくしま平和のための戦争展」と題したこの企画展には、太平洋戦争に関する写真や軍服、当時の新聞など様々な資料が展示され、 終戦間近、アメリカ軍が原爆投下の訓練として、 福島市渡利地区に落とした 「模擬原爆」の破片や模型も見ることができます。 15日は、午前中から多くの人が訪れ、ひとつひとつの展示に足を止め、 メモを取ったりしながら じっくりと見入っていました。 友人と訪れた高校生は、「平和を次世代につないでいくのは大事な役目だと思いました」と話し、終戦当時小学校高学年だったという年配の男性は、「二度と戦争は起こしたくないですね」と力を込めていました。

高校生など若い来場者の姿も多く見られました。

実行委員会では、「今の平和は、たくさんの犠牲の上に成り立っている。展示を通して、改めて その尊さを考えるきっかけにしてほしい」 としています。 この「2019ふくしま平和のための戦争展」は、 16日まで、福島市のコラッセ福島で開かれています。

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