台風10号 夕方から兵庫に最接近か 交通など県内にも影響

大型の台風10号は15日夕方から夜のはじめにかけて兵庫県に最も接近する見込みで、県内では夕方から明け方にかけて非常に強い雨が降るおそれがあります。

JR神戸線では、三ノ宮駅から姫路方面に向かう列車は午後1時25分発の普通列車を最後に運休、大阪方面も午後0時10分の快速列車で運転取り止めとなりました。

このほか、山陽本線、赤穂線、加古川線、宝塚線、山陰本線なども夕方にかけて運転を見合わせています。 また、山陽新幹線は新大阪ー小倉間のすべての上下線で終日運転休止が決まっていて、16日は混雑が予想されることから臨時列車を検討しているということです。

一方、空の便では神戸空港発のスカイマークが15日の全便を欠航としたほか、その他の航空会社の便でも欠航が相次いでいます。 関西空港や大阪空港などでも欠航が決まっている便があり、航空会社はホームページなどで情報を確認するよう呼び掛けています。

神戸空港と関西空港を結ぶ「神戸‐関空ベイシャトル」は終日欠航していますが、船と同じ時刻に代替バスを運行していて、16日も午後5時までの欠航が決まっています。

一方、午後8時ごろに最高潮位に達する見込みの神戸港では、市の職員などが午後5時までに市内220か所すべての防潮扉を閉鎖するということです。

このほか、神戸淡路鳴門自動車道の洲本インターチェンジから鳴門インターチェンジまでの間が強風影響で上下線とも通行止めとなっています。

南あわじ市では、午前9時ごろに市内全域のおよそ1万9400世帯に避難準備・高齢者避難開始を発令、23カ所に避難所を開設しています。 台風10号はこの後、夕方ごろから兵庫県に最も接近する見込みで、兵庫県は不要不急の外出を控え、避難情報に注意するよう呼び掛けています。

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