アルゼンチン人FWエミリアーノ・サラと操縦士デイビッド・イボットソン氏を乗せた飛行機の墜落事故で、航空事故調査局(AAIB)は二人が一酸化炭素中毒で飛行中に意識不明となっていたと明かした。
【プレミアリーグ】サラ墜落事故に新事実発覚 パイロットが夜間飛行の資格なしで操縦
AAIBのレポートによると、飛行中の機内で一酸化炭素が蔓延し心臓発作または意識不明の重体を引き起こしていた可能性が発覚。「引きげられた機体の調査の結果、ある程度影響を受けていた可能性が高い。このレベルまで一酸化炭素が機内に広がった場合、パイロットの操縦能力は極めて低下する」と報告している。1月21日にナントからカーディフへ移籍金1500万ポンド(約27億円)で契約したサラは、フランスからウェールズに飛行機で向かう途中、イギリスのチャンネル諸島上空で墜落事故に遭遇。懸命な捜索の末、2月6日に遺体となって発見された。全調査が完了したレポートは、来年公開される予定である。