プーホルスが「ベルトレイ超え」を達成 大谷2安打

【パイレーツ4-7エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは、2点ビハインドで迎えた4回裏に一挙4点を奪って逆転に成功。1点リードの8回裏には2本のタイムリーで3点を追加し、試合の行方を決定づけた。エンゼルス先発のディロン・ピータースは、6回4安打2失点の好投で今季3勝目(1敗)をマーク。パイレーツ先発のクリス・アーチャーは、10個の三振を奪ったものの、5回5安打4失点(自責点3)で今季9敗目(3勝)となった。なお、エンゼルスの大谷翔平は、この日も定位置の「3番・指名打者」で先発出場。ライトへのヒット、空振り三振、四球、センターへのヒットの3打数2安打で2試合連続マルチヒットを記録し、今季の打率は.294となった。

チームが逆転勝利を収めるなか、エンゼルスの5番打者、アルバート・プーホルスが金字塔を打ち立てた。前日の試合でエイドリアン・ベルトレイ(元レンジャーズなど)が持つ通算3166安打の米国外出身選手最多安打記録に並んでいたプーホルスは、4回裏二死二塁の第2打席で反撃開始の狼煙となるタイムリーを放ち、米国外出身選手による最多安打記録を更新。8回裏無死二・三塁のチャンスで迎えた第4打席でもセンターへの2点タイムリーを放ち、4打数2安打3打点の活躍でチームを勝利に導くとともに、米国外出身選手の最多安打記録を3168本まで伸ばした。プーホルスは「記録にプレイしているわけではない」と前置きしつつも、「(記録更新は)特別なことだよ。たくさんの人に助けられながら、ここまで来ることができた」とコメント。記録更新を喜ぶとともに、周囲への感謝を忘れなかった。

© MLB Advanced Media, LP.