警察庁が8月15日に発表した、2019年7月末現在(212日目)の交通事故統計月報によると、全国の65歳以上の高齢者交通事故死者は累計908人と、前年同月比では140人減となっていますが、総数(1647人)の55.1％を占めています。都道府県別では28都道県で減少、14府県で増加していて、鳥取県では前年総数を既に上回っています。
なお、75歳以上の高齢運転者による死亡事故件数は前年比49件減の205件で、過去10年間では最少となっています。
■2019年高齢者交通事故死者数(7月末現在：確定値)
【月別】〈都道府県別最多〉
・ 1月：160人(－35)〈千葉県10人〉
・ 2月：126人(－23)〈大阪府10人〉
・ 3月：153人(－10)〈千葉県・大阪府 各11人〉
・ 4月：137人(－ 4)〈愛知県10人〉
・ 5月：114人(－19)〈岐阜県7人〉
・ 6月：111人(－16)〈北海道・茨城県 各6人〉
・ 7月：107人(－33)〈北海道9人〉
・1日あたり4.28人/5.6時間に1人の割合
上期(181日：1日あたり4.43人/5.42時間に1人)
下期( 31日：1日あたり3.45人/6.95時間に1人)
・年間死者数［総数比］：2018年1966人［55.7％］17年2020人［54.7％］16年2138人［54.8％］
【都道府県別】
全国 908人(－140)［上半期801＋下半期107/総数比55.1％］
北海道 41人(－ 1)［32＋9／59.4％］
青森県 15人(± 0)［14＋1／65.2％］
秋田県 16人(＋ 2)［12＋4／80％］
岩手県 19人(－ 2)［14＋5／67.9％］
宮城県 11人(－ 6)［10＋1／30.6％］
山形県 11人(－ 8)［10＋1／64.7％］
福島県 20人(－ 7)［20＋0／58.8％］
茨城県 35人(－ 5)［34＋1／61.4％］
栃木県 29人(－ 4)［28＋1／60.4％］
群馬県 13人(＋ 2)［11＋2／52％］
埼玉県 36人(－ 9)［35＋1／52.9％］
千葉県 46人(－ 9)［41＋5／55.4％］
東京都 22人(－ 8)［20＋2／36.1％］
神奈川県 33人(± 0)［29＋4／42.3％］
山梨県 7人(－ 4)［ 5＋2／46.7％］
長野県 18人(± 0)［17＋1／62.1％］
新潟県 30人(－ 4)［23＋7／65.2％］
富山県 15人(－ 1)［14＋1／78.9％］
石川県 12人(± 0)［12＋0／75％］
福井県 9人(－ 2)［ 9＋0／52.9％］
静岡県 25人(－ 6)［23＋2／46.3％］
愛知県 39人(－23)［35＋4／51.3％］
三重県 21人(－14)［17＋4／52.5％］
岐阜県 31人(＋ 3)［26＋5／67.4％］
滋賀県 16人(＋ 6)［15＋1／43.2％］
奈良県 9人(－ 1)［ 9＋0／50％］
和歌山県 9人(－ 4)［ 8＋1／60％］
大阪府 40人(＋ 7)［35＋5／57.1％］
京都府 13人(＋ 7)［11＋2／44.8％］
兵庫県 25人(－22)［21＋4／44.6％］
岡山県 19人(＋ 2)［16＋3／47.5％］
広島県 20人(－18)［18＋2／58.8％］
鳥取県 9人(＋ 4)［ 7＋2／60％］●
島根県 9人(＋ 2)［ 9＋0／75％］
山口県 15人(－ 2)［13＋2／75％］
徳島県 18人(＋11)［16＋2／69.2％］
香川県 11人(－ 4)［10＋1／52.4％］
愛媛県 16人(＋ 2)［14＋2／66.7％］
高知県 12人(＋ 2)［ 9＋3／75％］
福岡県 26人(－20)［22＋4／50％］
佐賀県 7人(－ 1)［ 6＋1／50％］
長崎県 6人(－ 3)［ 6＋0／37.5％］
熊本県 19人(± 0)［19＋0／54.3％］
大分県 18人(＋ 8)［15＋3／66.7％］
宮崎県 16人(＋ 2)［14＋2／80％］
鹿児島県 16人(－ 4)［14＋2／48.5％］
沖縄県 5人(－ 8)［ 3＋2／41.7％］
●前年総数の高齢者交通事故死者数に到達した県
【ワースト3】
＜総数＞
1位：46人 千葉県(－9)
2位：41人 北海道(－1)
3位：40人 大阪府(＋7)
＜増減数＞
1位：＋11 徳島県(18人)
2位：＋ 8 大分県(18人)
3位：＋ 7 大阪府(40人)・京都府(13人)
＜高齢者率＞
1位：秋田県・宮崎県(80％)
2位：富山県(78.9％)
3位：石川県・島根県・山口県・高知県(75％)
