鮮度高い野菜、果物… 直売所「たわわ朝霧」10年で客3倍に

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新鮮な野菜が並び、市内外からの買い物客でにぎわう店内(亀岡市篠町・たわわ朝霧)

 地元でとれた農産物をはじめ、多彩な商品を取りそろえるJA京都(本店・京都府亀岡市余部町)の農畜産物直売所「たわわ朝霧」(亀岡市篠町)が、このほど開店10周年を迎えた。初年度(6月~翌3月)15万人だった来店者数は本年度は40万人を見込み、店内は連日、市内外からの買い物客でにぎわいをみせている。

 同店は2009年6月に開店。売り場面積約830平方メートルと府内最大級で、京野菜や果物、米、精肉、卵などの品々が並ぶ。約千人の登録出荷者のうち8割が亀岡市内の生産農家で、鮮度の高い商品を手に入れることができる。

 国道9号沿いに立地し、京都縦貫自動車道の篠インターチェンジに近い。観光バスが立ち寄るなど、市外からの客も多い。京都市上京区から買い物に来ていた女性(69)は「鮮度、値段、品ぞろえの3拍子がそろった店。生産者が分かるのもいい」と同店の魅力を語った。

 ただ近年、市内のスーパーとの差別化を図るのは難しくなってきたという。食の安全性への意識が高まる中、生産者の名前や産地を明記した品物を扱う店が増えているからだ。たわわ朝霧では対面販売や野菜の詰め放題など、直売所ならではの集客方法を模索している。

 節目の年を迎え、大西康之店長(50)は「消費者と生産者の両者が集い、互いの声を聞き、喜び合える場にしたい」と意気込む。8月末まで無休で営業する。