ロッテ井口監督「全体的にみんな良かった」3連勝で単独4位浮上

ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】

先発の佐々木が2勝目、最後は黄色靭帯骨化症から復帰した南が締める

■ロッテ 6-0 日本ハム(15日・東京ドーム)

 ロッテは15日、東京ドームで行われた日本ハム戦に勝利し、単独4位に浮上した。前日2本塁打の1番・荻野が、2回二死満塁から走者一掃3点タイムリー二塁打を放つなど、4回までに6安打4得点で杉浦をKO。先発・佐々木も5回3安打無失点と投打がかみ合い、3連勝で貯金を5割に戻した。

 前日14日に吉田輝星をKOしたロッテ打線が、この日も序盤から猛攻を見せた。2回二死満塁から前日2本塁打の荻野が走者一掃の適時二塁打で3点を先制。4回には平沢の適時二塁打で1点を追加し、杉浦をKOした。その後も、5回に4番・井上の適時打、8回に平沢のこの日2本目となる適時打で追加点を挙げる。

 先発の佐々木は4回まで1安打ピッチングと好投。5回1死から田中、王の連打で一、三塁のピンチを招いたが、清水を空振り三振、中島卓を二ゴロに打ち取って窮地を脱した。5回86球、3安打無失点で今季2勝目。その後、中村稔が3回を無失点、最後は黄色靭帯骨化症からの復帰登板となった南が締めて6-0で勝利した。

 試合後、井口資仁監督は「全体的にみんな良かったですし、つないでつないで、しっかり点が取れた」と、連日の2桁安打を放った打線を評価。さらに「(佐々木)千隼が5回をしっかり投げてくれましたし、その後を受けた中村稔も抑えてくれた。手術明けの南も頑張ってくれた」と、ブルペンデーとなった7月10日の日本ハム戦以来、今季5度目の”完封勝利”を飾った投手陣に賛辞を送った。(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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