のぼり担ぎ 豊漁豊作願う 盆伝統「牟田ジャンガラ」

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台風接近の中、子どもたちがのぼりを担いで行った市指定無形民俗文化財の「牟田ジャンガラ」=松浦市星鹿町

 長崎県松浦市星鹿町の盆の伝統行事で、市指定無形民俗文化財の「牟田ジャンガラ」が15日、同町の牟田公民館であり、住民が独特の掛け声を唱えながら、のぼりで地面を突いて疫病退散や豊漁豊作を願った。
 「牟田ジャンガラ」は明治中期まで続いた御厨ジャンガラに由来。疫病退散や、かつて一帯を治め、合戦で憤死した武将、御厨徳(みくりやめぐむ)の慰霊も含まれている。
 同日は台風10号の影響で、地区内をめぐる行事は中止。公民館前で子どもら約20人が「ハリナーム、ホッポンジャ」と独特の掛け声に合わせて、「ホイホイホイ」と答えながらのぼりで地面を突き、豊作などを祈願した。
 同地区長の佐次川茂さん(61)は「本来は子どもの祭り。少子化で継続が難しくなっているが、住民の力を合わせて今後も続けていきたい」と話した。
 同日予定されていた「星鹿ジャンガラ」も中止となった。