元CAママが教える!子連れ旅行を楽しくするための飛行機や現地での過ごし方

ついに子連れ旅行に出発!

子連れ旅行が決まってから便の予約や荷物のパッキングなど色々と準備をしてきて、ついに出発の日!

大人も子供もワクワクですよね。

今回は飛行機や現地での過ごし方、持っていると便利なものなどをご紹介いたします。

 

 

飛行機に乗り込んだら

子どもが小さいうちは、フライト時間の長い便は特に、周りの方にご迷惑をかけてしまわないか心配される方も多いのではないでしょうか。

そんなときは、飛行機に乗り込んだら、周りに着席した方に「子連れでご迷惑をおかけするかもしれませんが、親もできるだけ気を付けます」などとご挨拶をするとよいでしょう。

飛行機に乗り慣れないうちは子どもは飛行機の設備に興味津々。

テーブルを出したりしまったり、リクライニングを倒して遊んだり、前の座席を蹴ってしまったりするかもしれません。

前後の席には思った以上に響いてしまいますので気を付けたいですね。

話の分かる年齢になってくると、「慣れない土地に行くから、○○ちゃん(くん)もパパとママを助けてね。」などと子どもに伝えておくと、やる気を出して途端にお姉さん(お兄さん)らしく振る舞う子もいます。

子どもの性格に合わせて子どものやる気を引き出してみてくださいね。

 

 

CAが手伝ってくれること

機内では、困ったことやわからないことがあったら何でも、CAに相談してみてください。

機内にはお湯がありますので、ミルクづくりのお手伝いもしてくれます。

筆者が勤務していたANAでは、数に限りがありますが、紙おむつや離乳食の準備もありました。

手持ちのものが足りなくなったときには相談してみてくださいね。

余談ですが、国際線では、出発前の指定の時間までに申し込みをすると0歳から1歳までのお子様向けのベビーミールや、2歳から5歳までのお子様向けのチャイルドミールなども用意してくれますので、ご利用の航空会社のウェブサイトなどで確認してみてください。

筆者は子どもが生まれてから痛感したことなのですが、赤ちゃんをパパやママひとりで連れていると、トイレに自由に行けないこともありますよね。

筆者はそのような状況に備えて水分を控えていた時期があるのですが、機内は乾燥していますので、パパもママも十分に水分を摂ってください。

トイレに行きたくなったらぜひ、CAに子どもを見ててくれるように依頼してみてください。

その他、機内で困ったことがあったら何でも相談してみると良いと思います。

 

 

宿泊施設はホテル?コンドミニアム?

子連れで海外旅行に行くとき、宿泊施設は大きく分けてホテルかコンドミニアムかという選択肢があると思います。

筆者は子連れ旅行でどちらも利用したことがありますが、子どもが小さいうちはコンドミニアムがおすすめです。

ホテルに泊まると、食事はレストランでいただくことになるかと思います。

子どもが小さいうちはレストランでおとなしく座っているのが難しいこともありますよね。

食事のたびに「静かにして!」だと、親も子もストレスが溜まってしまうかもしれません。

その点、コンドミニアムのキッチンで、家族で作った食事を部屋でいただくのはレストランよりも気楽ですよね。

もちろん、ホテルでルームサービスという選択肢もありますが、料理好きな方は、現地のスーパーやマーケットで新鮮な食材を買い、店員さんに聞いた調理法で調理してみるのも楽しいですよ。

また、子どもが小さくミルクが必要なうちはキッチンでお湯を沸かすという場面もあると思います。

ホテルでお湯をお願いするより、キッチンでさっとお湯を沸かせた方が便利ですよね。

 

 

現地のお食事が合わなかったときのために 

食べ慣れないものは積極的に食べようとしない子もいるようです。そんなときに備えて、持っていくと便利なものをご紹介いたします。

市販の離乳食

離乳食期は旅行中の食事に悩みますよね。

筆者は家にいるときは市販の離乳食を使ったことがなかったのですが、旅行のときはよく利用していました。

蓋を開けて温めなくてもすぐに食べられる商品がほとんどなので、便利ですよ。

レトルトごはん

コンドミニアムでは部屋に電子レンジが備え付けてあるところも多くあります。

ホテルでも、共用部に電子レンジがあるホテルもありますので、食べ慣れたご飯を持っていると安心です。

レトルト味噌汁

お湯を沸かすだけですぐにお味噌汁がいただけますので、国内外どこでも使えるおすすめの持ち物です。

大人も、現地の食に飽きてしまったときや、ちょっとほっとしたいときに使えます。実は筆者は、CA時代のスーツケースにもお味噌汁を入れていました。

温めなくても食べられる子供用カレー

温めなくてもおいしく頂けるカレーも旅行中に便利です。

現地食は口に合わなくて食べないけれど、「お腹すいた~」というときに大活躍!

家では食事の栄養バランスをかなり重視しているというママも、旅行中は基準を少し緩めにしてもいいかもしれません。

旅行中は大人も含め、どうしてもバランスが崩れがち。

その基準を家にいるときと同じようにすることに神経をすり減らすよりも、旅行自体を楽しんでくださいね。

これは筆者が旅行中いつも自分に言い聞かせていることでもあります。

 

 

子供が喜びそうな施設をチェック

現地では、大人が行きたい観光地と、子どもの見たいところは必ずしも相いれない場合が多くあります。

そのため、大人が行きたい観光地と子どもの楽しいところをバランスよく織り交ぜて計画を立てると良いのではないでしょうか。

子どもが楽しい施設として公園、動物園は定番ですが、おもちゃ屋さんなども喜びますよ。

 

 

気楽に構えて子連れ旅行を楽しんで

子連れ旅行に慣れないうちは、いろいろと心配なことも多いかもしれません。

でも、パパもママも楽しく笑顔でいてくれることが、子どもにとっては何より嬉しいもの。

「準備編」、「フライト・現地編」と子連れ旅行の秘策をご紹介してきましたが、困ったことがあっても家族一緒なら「どうにかなる!」、忘れ物があっても「現地で買えばOK!」くらいの余裕をもって、何よりも旅行を楽しむことを忘れずに、素敵な夏休みを過ごしてくださいね!

 

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