成羽美術館で化石の新グッズ販売 県立大生がTシャツや湯飲み考案

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化石をテーマにしたミュージアムグッズと、製作を担当した県立大生

 高梁市成羽美術館(成羽町下原)で、岡山県立大(総社市窪木)の学生が手掛けたミュージアムグッズの販売が始まった。館内で展示している約2億3000万年前の化石を題材にした全25種類で、国内有数の出土地でもある成羽町地域のPRに一役買っている。 

 デザイン学部造形デザイン学科の3、4年生12人が製作。成羽町地域で発掘された化石をあしらったTシャツやポストカード、うちわなどで、7月中旬から館内のショップで扱っている。

 放射状の筋が特徴の二枚貝「モノチス・オコチカ」をモチーフにしたTシャツは、化石を額に載せた猫の顔を胸元にプリント。シダの一種「ハウスマンニア・デンタータ」の破れ傘のような葉の模様を一つずつ手彫りした湯飲み、イチョウの仲間「バイエラ・エレガンス」の葉脈などを丁寧に描いたポストカードと、意匠を凝らしたグッズがそろう。

 同美術館は施設の魅力発信を目的に2014年から毎年、県立大とグッズを共同開発している。学生は2月から美術館で化石をスケッチし、学芸員のアドバイスを受けながら製作を進めた。

 Tシャツとポストカードを作った3年須増花子さん(21)は「特徴を残しながら親しみやすいデザインを考えるのに苦労した。グッズを通して化石の独特な形や模様の美しさに目を向けてほしい」と話している。