横浜駅西口の異臭騒ぎ、男を書類送検 空の催涙スプレー缶を持って自首

騒然とした横浜駅西口=6月29日午後7時ごろ

 横浜駅西口の商業施設で6月、催涙スプレーを噴射して通行人に暴行を加えたとして、戸部署は16日、暴行の疑いで、横浜市中区在住の男性会社員(33)を書類送検した。

 書類送検容疑は、6月29日午後5時~同5時20分ごろ、同市西区南幸1丁目のデパート1階と近くの商業施設地下1階で、10~50代の男女計24人に催涙スプレーを複数回にわたって吹き掛け、暴行を加えた、としている。容疑を認め、「催涙スプレーの効果を試したかった」と供述しているという。

 署によると、男性会社員は30日朝、空になった催涙スプレーの缶を持って「インターネットを見て重大なことをしてしまったと思った」と、同駅近くの交番に自首した。催涙スプレーは護身用に購入したと説明しているという。

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