盆休みUターン本格化 しらさぎ、サンダーバード運転再開

家族に見送られ北陸新幹線に乗り込む帰省客=16日午後1時5分ごろ、富山駅

 お盆休みを県内で過ごした人たちのUターンが16日、本格化した。台風10号の影響で交通機関の乱れが懸念されたが、JR西日本は終日運休としていた特急「サンダーバード」と「しらさぎ」の運転を午前9時ごろに再開。Uターン客らは安堵(あんど)した様子で帰路に就いた。

 JR富山駅では大きな荷物を持った家族連れらで混雑した。北陸新幹線の改札近くには、15日に終日運休が決まっていたサンダーバードとしらさぎの運転が再開したことを知らせる掲示板が設置された。みどりの窓口では切符を変更するUターン客らが長い列をつくった。

 大阪府の会社員、森眞澄さん(43)は、Uターンを17日に延期していたが、サンダーバードの運転再開を知り切符を変更。「朝に『あ、変わってる』と思ってすぐに切符を取った。動いてよかった」と話した。

 JR西日本金沢支社によると、Uターンの混雑は18日まで分散している。

大勢の帰省客らで混み合う新幹線ホーム
祖母と握手する子ども

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