ハンガリー・デブレツェン市で開かれる「フラワーカーニバル」に出演する砺波市出町中学校マーチングバンドが16日、同校を出発した。県芸術文化協会、県、富山テレビ放送、北日本新聞社派遣主催。
マーチングバンドは、同校の吹奏楽部と合唱部の計65人でつくる。メンバーは現地時間の17日にハンガリーに到着し、20日に開かれるメインイベント「花のパレード」でマーチング演奏などを披露する。
出発式では、吹奏楽部長の安地友代さん(3年)が「チームワークを生かして演奏し、笑顔で帰ってきます」と決意を述べ、同協会の加藤淳会長が「自信を持って演奏してほしい」と激励した。派遣団を代表して西島健史校長があいさつした。
メンバーは、全員で「いってきます」と元気よくあいさつし、多くの保護者や後輩らに見送られながらバスに乗り込み、中部国際空港(愛知県)に向かった。
カーニバルは、ハンガリーの憲法制定と花の収穫を祝い、毎年8月20日に開かれ、ことしで50回目。県内からの出演は、2013年の南砺市福野中学校吹奏楽部以来で12回目となる。県芸術文化協会が両部の実績や芸術性を評価し、派遣を決めた。
北日本新聞社から芝井悠太砺波支社編集部記者が同行する。