【高校野球】V候補対決の星稜VS智弁和歌山、履正社は高岡商と対戦 大会第11日みどころ

大会11日目の見どころを紹介

2回戦19得点の敦賀気比は1回戦20得点の仙台育英と、習志野撃破の鶴岡東は関東一と激突

 第101回全国高校野球選手権大会は、大会第11日となる17日に3回戦4試合が行われる。打撃好調の履正社(大阪)は、2戦連続で接戦を制した高岡商(富山)と激突。プロ注目の右腕奥川を擁する星稜(石川)は、強力打線の智弁和歌山(和歌山)と対戦する。2回戦19得点の敦賀気比(福井)は、1回戦20得点の仙台育英(宮城)との猛打対決、選抜準Vの習志野(千葉)を撃破した鶴岡東(山形)は春夏通じて初の8強進出を目指して、関東一(東東京)に挑む。

○高岡商(富山) – 履正社(大阪)第1試合・8時00分

 高岡商は石見智翠館(島根)との1回戦を延長10回6-4、2回戦では神村学園(鹿児島)を4-3で破り、2年連続夏2勝を挙げた。右の横手投げ・荒井は2試合で17回1/3を7失点と奮闘。勝てば1947年以来72年ぶりの8強進出となる。履正社は1回戦で霞ケ浦(茨城)の鈴木寛、2回戦で津田学園(三重)の前と、プロ注目の右腕を攻略してきた。1回戦では大会最多タイの5本塁打を記録するなど打線に破壊力がある。

○星稜(石川) – 智弁和歌山(和歌山)第2試合・10時30分

 優勝候補同士の注目カード。星稜は旭川大(北北海道)との1回戦でエース奥川が完封、2回戦は4投手の継投で立命館宇治(京都)を破った。奥川は2回戦で154キロをマークするなど、計11回1/3を投げて5安打12奪三振無失点と好調だ。夏の甲子園2度優勝の智弁和歌山は米子東(鳥取)を8-1、明徳義塾(高知)を7-1で圧倒してきた。明徳義塾戦では1イニング3本塁打で一挙7点を奪うなど、伝統の打撃力は健在だ。

2回戦で19得点の敦賀気比VS1回戦で20得点の仙台育英

○敦賀気比(福井) – 仙台育英(宮城)第3試合・13時00分

 2回戦で19点を奪った敦賀気比と、1回戦で20点を挙げた仙台育英が対戦。1回戦で富島(宮崎)を5-1で撃破した敦賀気比は、国学院久我山(西東京)との2回戦で猛打爆発。3番・杉田翔太郎が夏の甲子園史上6人目のサイクル安打を達成するなど、22安打を浴びせて19-3で大勝した。仙台育英は1回戦で飯山(長野)に24安打を放って20-1で圧勝。2回戦も13安打で鳴門(徳島)を8-5で下した。

○鶴岡東(山形) – 関東一(東東京)第4試合・15時30分

 鶴岡東は1回戦で高松商(香川)、2回戦で選抜準Vの習志野(千葉)を撃破し、春夏通じて初の1大会2勝を挙げた。習志野戦では3番・丸山が8、9回に2打席連続本塁打を放つなどして接戦を制した。勢いに乗って初の8強入りを狙う。関東一は日本文理(新潟)、熊本工(熊本)との接戦を制した。堅実な守備が持ち味で熊本工戦は19個のゴロ(1犠打を含む)を無失策でさばいた。村岡拓海と渋谷嘉人の二遊間の滑らかな守備に注目だ。(Full-Count編集部)

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